2016年、オーストラリアでミラクルベイビーの誕生が話題となりました。

世界でも10例ほどしか確認されていない「重複妊娠」によって生まれた2人の赤ちゃんです。

この重複妊娠はなぜ、起きたのでしょうか? 今回は重複妊娠についてご紹介します。
2016年11月、インターネットのニュースに掲載された1つの記事。

オーストラリア人の女性が“10日間で2度の妊娠”、いわゆる「重複妊娠」をし、2人の女の子が産まれました。

多胎妊娠と違い、妊娠時期が違うため、産まれた2人は血液型も性別も全く違うのだそうです。

この重複妊娠は世界でも10例ほどしか報告がなく、その確率も数百万分の1とされています。

しかも、実はこの女性、10年ほど前に「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」と診断され、不妊に悩まされていたのです。

さらに、この妊娠をした周期はホルモン治療をしていたものの、避妊をせずに性行為を行ったのはたった1回だったとのこと。

まさに奇跡が重なったような出来事だったのです。

重複妊娠って何?

「重複妊娠」という言葉、初めて聞くという方が多いのではないでしょうか。

重複妊娠とは「過剰受胎」とも呼ばれます。

一般的に、女性は1度の排卵で1個の卵子を排卵します。

その卵子にたどり着くことができた精子が卵子の中に入ることができると“受精”が成立します。

そして、受精が成立すると卵子を覆っている透明帯の性質が変化し、他の精子が卵子内に侵入してくることを防ぎ、多精子受精を防ぐという仕組みとなっています。

重複妊娠とは、この過程が2度起きているということになります。

始めは“2卵双生児”と診断されることもあるようですが、それぞれの子どもの成長スピードが違うことを受けて、初めて「重複妊娠」であったという診断をされることもあるようです。

この女性の例から考えると、女性は重複妊娠をした周期にホルモン治療をしていたことから卵子が2つ排卵されており、それぞれに精子が受精したということが考えらえます。



重複妊娠の出産は同時に行われるの?

重複妊娠をした女性の出産は多くは両方の子どものことを考えて帝王切開を選択する医師が多いそうです。

しかし、医師によっては1子目を出産した数週間後に2子目を出産するという選択をとることもあるそうです。

人を1人お腹の中で育てる妊娠・出産は命がけでしょう。

重複妊娠ではそれが倍の2人となり、さらには双生児と違って成長過程が両方の子どもで異なるのですから、体力的にも精神的にも大変なものとなるのではないでしょうか。

そのため、母体の健康を整えることがまず第一となります。



今回紹介した事例は大変珍しいケースではありますが、どんな出産であれ、ママは1人の命を生み出すというとても重大なことを行っているのですね。

パートナーと一緒に妊娠・出産について真剣に考え、素敵な瞬間を迎えてほしいと思います。


引用元:
10日間で2度妊娠…まさに奇跡の「重複妊娠」って?(It Mama)