一見、とても良い子だったり、親にとって育てやすい子どもが将来、親を苦しめたり本人が辛い人生をおくることがあります。
幼少期に親のコントロールが激しすぎた“機能不全家族”に育った子どもです。
そこで今日は、『1人でできる子になる テキトー母さん流子育てのコツ』の著者の立石美津子がお話します。
子どもは親に捨てられないように頑張っている
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子どもは親の庇護なしには生きていくことができません。ですから本能的に親に見捨てられることのないように意識が働いています。親の課すハードルが高すぎても、頑張っていい子にしていたりします。
でも、そこは人生をスタートして間もない子どもです。自分の思い通りにならなかったら時には癇癪を起したり、お友達と喧嘩したり親を困らせる行動もたくさんとります。
もしかしたらそこでガス抜きをしているのかもしれませんね。
でも、親の力が強すぎると反抗することなくいい子を演じています。その積み重ねのつけが将来、精神疾患や心の病を発症したりすることもあります。
アダルト・チルドレン
「アダルト・チルドレン」という言葉をご存じですか?
元々は“アルコール依存症の親の元で育ち、将来問題を起こしている大人”を指す言葉です。現在は虐待など健全な家庭環境でなはい“機能不全家族”で育った人を指します。
身体的虐待、性的虐待、ネグレクトのような明らかな虐待は一握りかもしれません。
でも「どうして〇〇ちゃんのようにできないの!」と兄弟やお友達と比較し続けたり、“いい子にしていないと可愛がらない”条件付きの愛情だったり、“好き嫌いしないで何でも食べないと押し入れに閉じ込める”など厳し過ぎるしつけは精神的虐待に入ります。
そして、一見、何ら問題のない普通の家庭から、将来大きな問題を起こす子どもが育つ要因となります。
人格の基礎ができる幼少期に言葉の暴力によるストレス体験を受けると心に大きな傷を負います。身体的な傷もそうですが、心の傷は更に癒えることがありません。
アダルト・チルドレン主な5つのタイプ
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(1)ピエロ
夫婦仲が悪い、険悪な嫁姑関係など殺伐した家庭で育つ子です。そんな中で何とか家族の人間関係を取り戻そうと、自ら面白い言動をして家族を笑わせることに必死です。本人は心から楽しんでいる訳ではありません。
将来像:人当たりは大変良いのだが、心は孤独感で一杯な人
(2)ヒーロー
成績抜群、スポーツ万能などすべてにおいて優秀な子。家族の期待を一身に背負って生きています。自分が完璧でいることで家族関係が保たれます。自分が頑張れば頑張るほど親が喜びます。
将来像:世間体を非常に気にし、ストイックに自分を追い込む苦しい人生を送ることに
(3)ダメな子
ヒーローとは真逆。良いことで達成できないと正反対の行動で注目を引こうとします。
人の物を盗んだり、「死ね、ウ〇コ、チ〇チ〇」など眉をしかめるような暴言を吐き、親をわざと困らせる行動をとります。悪いことをすればするほど親は「叱る」という形で自分に愛情をかけてくれることを知っている子です。
病気をすると親が優しくなることを学習した子が、忙しくしている時に限って熱を出すのも一つの例かもしれません。
将来像:悪い行動と知りつつも、社会的によくない悪者を演じて皆の注目を浴びようとする。
(4)ちいママ
家事の手伝いをこなし、下の子の面倒をみるしっかり者の世話役。まるで“小さなママ”のように振る舞います。更に母親の友達のようにパパの悪口の聞き役になるなど親のストレスを癒す役割と化しています。「ママには私がついているから」と慰めます。
将来像:親も子どもを当てにし、子どもが「親を見捨てることができない」と感じ、大人になっても縛られる。お互い“共依存関係(=母子カプセル)”となり子離れ親離れができなくなる。
(5)ロストワン
家族に諍いがあっても黙っているタイプ。「手がかからない子」を演じることで自分の存在がいないかのように振る舞う子。手がかからないことにより親から愛されようとします。
将来像:大人になっても意見し、積極的にコミュニケーションとることが苦手。存在を忘れられている風を振る舞うことにより立ち位置を確保しようとする。
アルコール依存症の親がいる家庭でなくても似たような状況になることがあります。どう育てられたかでその子の後の人生が変わってきます。頭の片隅に入れておきましょう。
引用元:
育てやすいイイ子ほどキケン!「アダルトチルドレン」5つのタイプ(It Mama)