バタっと転んでは「うわーん!」と大泣きし、ママに全身で悲しみを訴える子どもをよく目にします。子どもは感情表現がとても豊か。ちょっと痛くても大騒ぎです。
そんな我が子に、「大丈夫大丈夫、痛くないよ、ほら泣かないの」とつい言ってませんか? それ、実はいつしか親子関係を悪化させるNGな対応なのです。
今回は、子育てアドバイザーである筆者が良好な親子関係を築く為のママのしつけ術をご紹介します。
「痛い」に「痛くないよ」は失礼な対応?
「痛い!」と大騒ぎする子をつい火消ししたくて言ってしまう「痛くないよ」という言葉。これは「痛い」という子の感覚を真っ向から全否定する、よく考えるととても失礼な対応です。
実際、あなたが誰かにそういわれたらどう思いますか?
「なんだかお腹が痛いな」と呟いたときに、目の前に居る人から「そう?それほどは痛くないと思うよ」なんて言われたら、誰だって気分が良くないですよね。
ママがついつい我が子にしてしまう対応、ちょっと立ち止まって見直してみませんか。
「痛い」経験も成長に必要不可欠なこと
ママは子どもが何よりも大切、なのについ否定してしまうのは何故なのでしょう?
子どもが体の痛みを訴えて涙を流す、これほど親にとって心が痛む光景はありません。そこでママはついつい、自分のことのように捉えているのかもしれません。
でも生きるということは、喜びだけではない、様々な感情を味わうことに他なりません。「痛み」「悲しみ」「怒り」は一見ネガティブな感情ですが、ポジティブな感情と共にそれらを味わうことは彼らの成長に必要不可欠です。
親ができるのは、人生を味わう彼らの横に居てサポートをすること。決して否定することではないはずですよね。
「過去形」の共感がポイント
今度お子さんが「痛い」と泣いたとき、試しに「痛かったんだ。大丈夫?」と声をかけてみてください。途端にお子さんは落ち着くはずです。
泣き止んで欲しくて「痛くない!泣かない!」が“否定・打ち消し”の言葉であるのに対して、「痛かったんだ」という言葉は“受容・そのままを認める”空気をまとっていることが分かりますよね。
ママに「痛くて辛かった自分の気持ち」を認めてもらうことが、落ち着く為の第一段階です。ポイントは過去形で共感すること。それにより「痛かった経験」は子どもの中で無意識に過去のものになります。
いつもいつも自分の感覚を否定されていると、「この人には何を言っても聞いてもらえないんだ」といつしか子どもはあきらめ、経験や感じたことを話すことをやめてしまいます。子どもたちが困ったときに頼れる親であるために、小さな頃から、どんな些細な事柄でも、共感してあげることがとても大事です。
いかがでしたか?
お子さんはこれから成長していくにつれ、様々な問題に直面していきます。そんなときに何でも相談してもらえる為に、小さな頃から“過去形での共感”をするクセをつけておくといいですよ!
引用元:
将来に影響!泣く子にはママの「過去形の共感」が必要なワケ(It Mama)