主なインフルエンザ治療薬として、飲み薬のタミフル、吸入薬のリレンザ、イナビル、点滴薬のラピアクタがある。いずれも「ノイラミニダーゼ(NA)阻害薬」と呼ばれる。

 NAはウイルスの表面にあるたんぱく質で、人の細胞内で増殖したウイルスを細胞外に広がりやすくするが、これらの薬の成分はそれを邪魔する。ウイルスを直接やっつけるわけではなく、発症後48時間以内に服用する必要がある。感染したかすぐにわかる迅速診断キットが普及し、素早く治療できるようになった。


<アピタル:1分で知る・インフルエンザ>

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 タミフルとリレンザは1日2回、5日間の服用が必要だ。イナビルは長時間の効き目があり1回の吸入でよいが、吸入が苦手な人もいる。ラピアクタも1回だけだが15分以上点滴する。タミフルは子どもが飲みやすいドライシロップもある。川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長は「薬を飲めない人に点滴薬を処方するなど、医師には手持ちのカードが増えた」と話す。

 ただ、薬が効かない耐性ウイルスも出現している。別の仕組みで1回ですむ飲み薬など、さらなる新薬の開発が進められている。ウイルスと人間の知恵比べが続いている。(小川裕介)


引用元:
インフルエンザ 治療薬の選択肢増える(朝日新聞)