“子どもも親も幸せになる 発達障害の子の育て方”の著者の立石美津子の連載「もしかしてウチの子、障害児?」です。今日は第24回目です。
5歳を過ぎてもこんな「赤ちゃん語」大丈夫?
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子どもってまだ上手に話ができなくて、次のような可愛い喋り方をすることがあります。
・3個・・・「ちゃんこ」
・3歳・・・「ちゃんさい」
・先生・・・「てんてい、ちぇんちぇい」
・蝉・・・「てみ」
・靴・・・「くちゅ」
1歳〜3歳くらいまでであればこのような話し方をする子は多く、却って子どもらしくて“可愛い”“微笑ましい”と思ってしまいます。
けれども、5歳過ぎてもうすぐ、小学生になる年齢に差しかかっているのにも関わらず、ずっとこういった言葉が続いているようでしたら“愛くるしい”で済ますわけにはいかないかもしれません。
それはもしかして“構音障害(こうおんしょうがい)”なのかもしれません。
人には“背が高い・低い、ぽっちゃりしている・痩せている、よく喋る・あまり喋らない”など個人差がありますが、あまりにもそれらが極端な場合は心配になってきますよね。
これと同じで、言葉の発達は個人差が大きいものですが、赤ちゃんのような喋り方をいつまでもしている場合、専門医師の元で診断を受けて、その後訓練を受ける必要が出てきます。
構音障害ってなぁに?
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特定の音の発音が正しく出来ない状態を差します。“構音(こうおん)”は専門用語。“構(こう)は言葉を構成する意味で、「言葉を上手に構成することが難しい」という意味です。
構音障害は原因により次の4種類に分けられます。
(1)器質性構音障害 ・・・ 音声器官における形態上の異常により引き起こされる発音上の障害(例:口蓋裂、口唇裂によるケースなど)
(2)運動障害性構音障害・・・ 音声器官の運動機能障害による発話の障害
(3)聴覚性構音障害・・・ 聴覚の障害による二次的な発音上の障害
(4)機能性構音障害・・・ 上記のような医学的原因の認められない本態性の発音の障害
放っておくのは良くない? 構音障害になったら…
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もうじき小学生になるというのに赤ちゃんのような話し方をしていると、周りの子どもから指摘され「変な喋り方をするやつ」とからかわれたり、苛められたりすることもあります。
また、本人も自分の話す言葉が人と違っていることや、相手に正しく通じていないことがわかります。
友達から「〇○ちゃんの話し方、何を言っているんだかさっぱりわからなあい〜」「全然、聞こえないよ」と言われて嫌な思いをし続けると、「自分は話すことが下手な子」という低いセルフイメージが小さいうちからついてしまいます。こういった意味でも早いうちからの対処が必要です。
構音障害には言語療法が有効です。言語聴覚士が言葉を話したり聞いたりする機能に障害がある人に対して、日常生活を円滑に送るために行われるリハビリテーションです。
器質性構音障害、運動障害性構音障害、聴覚性構音障害は、その原因を医学的に取り除く対応がされ、これにより改善することもあります。また、機能性構音障害は専門家によるリハビリ訓練を受けることにより治ることも多いと言われています。
“構音障害”という名で“障害”とつけられてしまうことに抵抗を感じるママ、パパもいるかと思いますが、きちんと向き合って就学前までには適切な訓練を受けさせた方がよいかもしれません。
引用元:
赤ちゃんみたいな喋り方…「5歳を過ぎたら疑いたい構音障害」(It Mama)