病気などで子宮がない女性に、妊娠・出産を目的に第三者の子宮を移植する子宮移植の臨床研究を、慶応大のチームが2017年内に学内の倫理委員会に申請する方針であることがわかった。

 海外では出産例もあるが、国内で実施されれば初めて。

 子宮移植は赤ちゃんを得ることが目的で、心臓や肝臓の移植のように本人の生命維持のためではない。

 このため、倫理委員会や関連学会の承認を得て、先天的に子宮がない「ロキタンスキー症候群」という病気の女性を対象に3年間で5人に移植する計画だ。子宮は母親など親族から提供を受ける。将来は子宮 頸 けいがんなどで子宮を失った人も対象になる可能性がある。

引用元:
子宮移植、慶大が初の申請へ…5人に臨床研究(yomiurionline)