国立感染症研究所は5日、直近の1週間で全国の医療機関を受診したインフルエンザの患者の数は、推計で50万人を超えたと発表した。北海道と群馬の4カ所の保健所エリアで「警報レベル」に達している。


 12月19日〜25日までの直近の1週間に、全国5000カ所の医療機関を受診したインフルエンザ患者数は4万1428人に上り、1医療機関あたりでは8.38人に増えた。


 医療機関あたりの患者数を都道府県別にみると、富山県が14.31人と最も多く、次いで群馬県(14.09人)、秋田県(13.76人)、埼玉県(13.37人)、福井県(12.97人)などとなっていて、45都道府県で前週よりも増加した。


 このうち、北海道と群馬では4カ所の保健所管轄エリアで、患者が一定数を超えて「警報レベル」を発令しているほか、東京や神奈川、千葉などの首都圏を中心に33都道府県で注意報レベルを超えた。


 定点医療機関以外を含む全国の医療機関を受診した患者数の推計は、前週の約28万人から20万人以上増えて、約51万人に達した。また、今シーズンに入ってからの累計患者数は、約147万人(推計)に上る。


引用元:
インフルエンザ患者50万人超 北海道と群馬で警報レベル(エキサイトニュース)