京都大病院(京都市左京区)は、産婦人科でがん患者の女性の卵巣組織を冷凍保存する取り組みを今月から始めたと発表した。卵巣保存を行う医療機関は京大病院が府内で初めて。

 京大病院によると、女性ががん治療を行う場合、抗がん剤などで卵巣機能を失う可能性がある。だが、卵巣を保存することで、女性ががん治療を終えて卵巣を体内に戻す手術を行えば、妊娠できる可能性がある。

 また、卵子保存は月経前の女児では適用できないが、卵巣組織の保存という方法では可能となるため、女児も将来の妊娠の可能性を残せるという。

 国内では約30の医療施設が卵巣組織の冷凍保存に取り組む。卵巣組織を保存できるのは、血液がんを除いた女性のがん患者になる。

 京大病院の堀江昭史助教は、特に女児に妊娠の可能性を残せる唯一の手法として「がん治療を乗り越えた後の希望の光になる」と話している。


引用元:
がん患者女性の卵巣を保存 京大病院、治癒後に妊娠の可能性(産経ニュース)