妊娠が進むにつれて、少しずつふくらみ始めるお腹。赤ちゃんの存在を感じて、幸せな気持ちになりますよね。

そして、お腹が出てくるにつれて気になってくるのが“妊娠線”です。

雑誌やネットなどで画像を見て「こんなに妊娠線ってひどいの!? どうしよう」と不安にかられてしまうプレママも多いのではないでしょうか。

今回は特に乾燥しやすい季節に注意したい、“妊娠線の予防ケア”についてお伝えします。
そもそも「妊娠線」とは?何ヶ月目でできる?

妊娠線は、妊娠後期などにお腹が急速に出てくることで、皮膚が伸ばされるために「皮下組織」が引き裂かれてしまい、生じるひび割れのような線のことで、薄い皮膚に透けて見える現象です。

表皮は伸びやすいのですが、下層の“真皮”や“皮下組織”は伸びにくい性質を持っています。

そのため、その部分に脂肪がついてしまうと、真皮や皮下組織が伸びるスペースがなくなり、亀裂が生じてしまうのです!

妊娠線は、だいたいお腹が出始める妊娠6ヶ月頃からできるといわれています。ただし、個人差が大きいので妊娠線ができない人もいれば、妊娠6ヶ月よりも前にできる人もいます。

実は「プレママの約4割に妊娠線ができる」といわれており、決して他人事ではないので、予防できるならきちんと妊娠線対策を取り入れたいですよね。
「妊娠線予防」の基本的なケア方法3つ

source:https://www.shutterstock.com/
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(1)妊娠初期から体重増加に気を付ける

体重増加の時期は個人差があります。まずは、妊娠初期から食生活に気を付け、急激な体重増加を避けましょう。

(2)安定期から保湿クリームを塗る

妊娠5ヶ月頃の安定期から、妊娠線のできやすい部分に“保湿クリーム”を塗り始めましょう。つわりの時期はクリームの香りなどで吐き気を催すこともあるので、安定期からがよいでしょう。

入浴後にマッサージしながら保湿すると、皮膚も伸びやすくなります。

特に冬はただでさえ皮膚が乾燥しがちです。たっぷりとクリームなどを塗って保湿しましょう。

(3)トラブルが起きたら悩まず医師に相談する

ケアをしても、かゆみを伴う場合もあります。かゆくてつい掻いてしまうと、余計に皮膚のバリアを壊してしまいます。

産婦人科で相談して、かゆみ止めを処方してもらうこともできますので、1人で悩まず、医師に相談しましょう。
実は間違っている!? ケア方法2つ

source:https://www.shutterstock.com/
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(1)刺激の強い保湿クリーム

妊娠期はただでさえ、妊娠前と体調が異なります。

皮膚も過敏になっている場合があり、今までの化粧品が合わなくなるなんてことも。

使う場合は、妊婦に使える“低刺激のクリーム”をセレクトしましょう。

医師に相談して処方してもらうのも安心です。

(2)保湿だけにこだわる

妊娠線は急激に体重が増えることで起きてしまうことがあります。

つまり、お腹の保湿ケアだけに注目するのではなく、妊娠中の“体重管理”が重要なのです。

筆者もせっせとクリームは塗っていましたが、健診のたびに「ちょっと体重増えすぎですね」と注意されていました。

案の定、妊娠後期に急激に体重が増えて妊娠線ができてしまいました……。

年末年始もあるので、くれぐれも食べ過ぎには気を付けましょう!



いかがでしたか?

お腹が出てくるにつれて、赤ちゃんの胎動を感じたり、赤ちゃんの存在を感じますよね。

なかなか妊娠線までケアする余裕がない場合もありますが、乾燥しやすい冬こそ、お腹のマッサージで赤ちゃんとママ自身を労ってあげたいですね。


引用元:
年末年始も要注意!? 4割のママが悩む「妊娠線」のケア方法(It Mama)