赤ちゃんは産まれて数日後まで体重が減るのが普通です。1週間ごろまでに増え始める場合が多いと言われますが、増えるのが遅い子もいます。統計から生後14日または21日までに体重が出生時より軽い子どもの割合が報告されました。



体重の戻りが遅い子の割合は?

産まれて数日のあいだ赤ちゃんの体重が減るのは自然なことです。生理的体重減少と言います。お母さんのお腹の中にいるあいだに溜まっていた尿や便を排出することで体重が軽くなります。

生理的体重減少は生後数日続き、たいていの子では生後14日ごろまでに出生時の体重に戻るとされます。

ここで紹介するアメリカの研究では、対象の医療機関で産まれた子ども161,471人の統計から、生後14日または21日までに出生時の体重に戻っていない子どもの割合を計算しています。

集計の対象として、双子、36週未満の早産、出生時体重2000g未満などの子は除きました。



生後21日で5%から8%

次の結果が得られました。


経膣分娩された新生児のうち、生後14日までに出生時の体重に戻らない子どもは14%、生後21日まででは5%だった。帝王切開で生まれた新生児のうちでは、生後14日までに出生時の体重に戻らない子どもが24%、生後21日まででは8%だった。

生後14日時点で産まれたときの体重よりも軽い子どもは、経膣分娩で生まれたうちの14%、帝王切開で生まれたうちの24%でした。

生後21日時点で産まれたときの体重よりも軽い子どもは、経膣分娩で生まれたうちの5%、帝王切開で生まれたうちの8%でした。

研究班は「新生児が生後10日から14日で出生時の体重よりも軽いことは珍しくない」と結論しています。



少し遅いと思っても心配しすぎない

赤ちゃんの体重がなかなか増えないと思うと心配になってしまいます。しかし、成長には個人差があります。病気や栄養状態が悪いなどの原因がある場合もないわけではありませんが、産科の医師や看護師は起こりやすい問題や深刻な問題には特に気を付けてくれます。

次のような場合は医師に相談したほうがいいでしょう。
•生まれて1週間を過ぎても体重が減り続ける
•下痢が続いている
•尿の回数が1日6回より少ない(ただし個人差も多い)
•肌や白目が黄色い状態(新生児黄疸)が2週間以上続く

ほかに目立って気になることがなければ、一見成長が遅いようでもちゃんと大きくなっていきます。心配しすぎないで自然な成長を見守ってあげてください。


引用元:
赤ちゃんの体重が戻らなくても大丈夫?生理的体重減少が長引く子の割合 161,471人の統計から (MEDLEY)