赤ちゃんが昼寝をしてから家事をしようとしているのに、赤ちゃんがなかなか寝てくれない……全国のママが1度は悩むものでしょう。

それでは、どうしたら赤ちゃんは、ぐっすり寝てくれるのでしょうか?

『赤ちゃんがぐっすり寝てくれる奇跡の7日間プログラム』の著者が、赤ちゃんの睡眠について、ご紹介していきます。
ペンシルバニアこども病院・セントジョセフ大学所属の小児精神科の心理学者、ミンデル博士らが2010年に行った0〜3歳を対象にした世界17か国での調査研究によると、日本人の赤ちゃんは、睡眠時間が世界ワースト1位であることが明らかになりました。

コラムの第1回にこの論文を引用していますが、かなりショッキングな話ですよね。



「寝るのが遅い」からワースト1位なの?

「日本人の赤ちゃんは夜寝るのが遅くいからワースト1位なの?」

この結果から思ってしまいそうですが、実は日本よりも赤ちゃんの就寝時間が遅い国が17か国中、5か国もありました。

日本人は平均午後9時半ごろに寝ていたのですが、香港は10時半ごろ、台湾は10時すぎ、マレーシアとベトナムは10時少し前、シンガポールは9時半過ぎでした。

しかし、赤ちゃんの睡眠時間が最も長いニュージーランドとオーストラリアの赤ちゃんは、8時前に就寝しています。できれば、8時には子どもは寝せたいものです。

……とは言っても、筆者の3歳児も、パパの帰宅にハイテンションになり9時過ぎまで起きていましたし、なかなか現実難しいですね。

それにしても、夜寝る時間がワースト1位でもない日本の赤ちゃんは、どうして睡眠時間が世界で最も短いのでしょうか。



朝が早いから?夜中に起きる時間・回数のせい?

(1)日本人の赤ちゃんは、起きる時間が早いのか?

いいえ。

ヨーロッパ系の赤ちゃんは6時半過ぎ、アジア系の赤ちゃんは7時過ぎに起きている中、日本の赤ちゃんも起きるのは7時過ぎ。

よく見ると、日本の赤ちゃんはアジア系の赤ちゃんの平均より少し遅いくらいでした。そんなに早起きとは言えません。



(2)じゃあ、夜中に起きる回数や時間のせいで睡眠時間が少なくなるの?

いいえ。日本人の赤ちゃんの夜中に起きる回数は、平均1.25 回、アジア系の赤ちゃんの平均1.69回よりも少なく、ヨーロッパ系の赤ちゃんの平均1.13回と比べてもそこまで多くはありません。

また、日本人の赤ちゃんの夜寝ている時間の合計は、9時間半強で、アジア系の赤ちゃんの平均9時間強よりも多く、ヨーロッパ系の赤ちゃんの平均10時間と比べてもそこまで短くはありません。

では、どうして日本の赤ちゃんの睡眠時間は世界1少なくなってしまったのでしょうか?
世界ワースト1位の原因は、「昼寝」!

source:https://www.shutterstock.com/
source:https://www.shutterstock.com/

それは、昼寝の時間がダントツに少ないからです。

アジア系の赤ちゃんも、ヨーロッパ系の赤ちゃんも平均3時間程度の昼寝をしていました。日本人の赤ちゃんは2時間程度。なんと1時間も少なくないのです。

昼寝の回数は日本人の赤ちゃんは1.44回で、こちらもワースト1位。

ちなみにワースト2位は韓国の1.64回。

睡眠時間が最も長いニュージーランドでは昼寝の平均は2.7回で、日本の赤ちゃんの昼寝の少なさが分かります。



「もっと昼寝をしてくれたら、ママも一緒に休んだり、自分の時間が取れてラクになるのに」

それは、私の子育て講座の中でもよく聞くママの願いです。私も、わが子の昼寝の短さ、そして昼寝をしないこと自体に辟易していました。

しかし、これは私個人の育て方が悪いというわけではなく、どうも日本人によくあることのようです。

とりあえず「私の個人的なせいではない」と、気持ちの整理はできそうです。

では、どうしたら昼寝を上手にできるようになるのでしょうか。

次回は、昼寝のコツについてのお話しをしたいと思います。


引用元:
日本の赤ちゃんの「世界ワースト1位」は睡眠時間だけじゃない!(It Mama)