◇「卒乳が主流」「抱き癖付かない」・・・

 県は、孫育てに関わる祖父母向けの冊子「いまどきの子育てサポート 孫育てのススメ」(A5判、50ページ)を作成した。祖父母世代と今の親世代の育児にまつわる〈常識〉の違いをわかりやすく整理。最近の子育て事情に理解を深め、ストレスなく育児に取り組んでもらう狙いだ。(古賀愛子)

 県によると、2010年時点で、県内の3世代以上の同居率は11・7%(全国平均5・4%)と、全国で8番目に高い。また、女性の就業率は50・1%(同47・1%)で6位、共働き世帯の割合は32・0%(同24・5%)で9位と高く、育児に携わる祖父母も多いとみられる。

 一方で、かつてと育児法が異なり、乳幼児との接し方に戸惑う高齢者もいることから、県が県助産師会などの協力を得て、注意点などをまとめた。

 「孫育ての基礎知識」とし、母乳や抱き癖、離乳食などの項目ごとに、「昔」と「今」を比較。▽「断乳」より、子どもが自主的に乳離れする「卒乳」が主流▽赤ちゃんが泣いた時、すぐに抱っこしても抱き癖は付かない▽大人がかみ砕いて軟らかくしたものを食べさせると虫歯菌がうつる――などを挙げた。

 妊娠期から学童期まで、成長に合わせた育児サポート法や一緒にできる遊び、専門家のアドバイスも掲載。受けられる支援制度の一覧や連絡先なども盛り込んだ。

 1万部作成し、母子健康手帳交付時に各市町村が窓口で配布するほか、県ホームページでもダウンロードできる。県子育て応援課の前田裕二係長は「育児経験のある先輩として、親世代と協力しながら楽しく孫育てに参加してほしい」と話している。



 県は、冊子を活用した出前講座を実施する。20人以上の受講者がいることが条件。申し込みは県助産師会(0859・37・5017)。


引用元:
県が孫育て冊子 常識の変化紹介 鳥取 (読売新聞)