2人目の子どもが欲しいけど、妊娠、出産、育児を考えると悩ましい……。2児のママでもある筆者がお送りする連載『2人目子育てバイブル』。
前回は実母・義母のサポートについてお伝えしたのに続き、今回は“上の子の立ち会い出産”についてお伝えします。
2人目の出産で考えてしまうのが、「上の子を出産に立ち会わせるか」ということ。
出産は命の誕生、人生にそう何度もない瞬間なので、貴重な体験ができることは間違いありません。
ただ、上の子の立ち会いには賛否両論があり、配慮しないと逆効果になってしまうこともあります。
上の子を立ち会わせるメリット
source:https://www.shutterstock.com/
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上の子を出産に立ち会わせることのメリットとデメリットをみていきましょう。
家族で命の誕生を迎えるまたとない機会ですから、次のようなメリットが考えられます。
(1)陣痛でつらいときに応援してくれる
「ママ、がんばれ!」と声をかけたり、手をにぎったりと応援し支えてくれる。
(2)赤ちゃん誕生の感動を一緒に味わうことができる
ママが苦しみながら頑張って産んだ赤ちゃんが、産声をあげる感動の瞬間に立ち会える。
(3)兄、姉としての自覚が強く芽生える
妹弟の誕生を間近に見て存在を実感、兄や姉としての自覚が強くなる。
(4)命の尊さを理解し、家族の絆が深まる
家族みんなで出産を見届けたことで、命の大切さを感じ、絆が深まる。
上の子を立ち会わせるデメリット
一方で、場合によっては次のようなデメリットもあります。
(1)生々しい記憶と恐怖感がトラウマになる
血を見るのが怖い、ママが叫んでいてびっくりした、ママのことが心配になったなど出産が恐怖体験、トラウマになってしまう。
(2)ママがイライラする
上の子の要求やワガママでイライラ、何かと気が利かない夫にもイライラ、思い描いていた出産と違ってイライラしてしまう。
(3)お産が長引く
上の子が泣いたり、トイレだったりと集中できず、気が散ってお産が長引いてしまう。
(4)夫婦喧嘩になる
家族で立ち会うことを決めたのに、いざ立ち会ってみたらうまくいかないことばかりで、夫婦ケンカになるというケースも。
そしてそれを、上の子に見せることになります。下の子の出産の場でパパとママがケンカをしているシーンは、子どもにとって良い記憶にはなりませんね。
いずれにしても、上の子の立ち会い出産で重要なのは、上の子本人が望んでいるかということです。
出産前は本人が「立ち会う!」と希望することが多いと思いますが、いざ陣痛の現場では固まってしまったり、泣くこともありえます。
立ち会いの是非は、上の子の年齢や性格にもよりますので一概には言えません。
事前に夫と相談して、上の子を立ち会わせるか、実際の現場でネガティブな態度になった場合は立ち会いを中止するなど、よく話しあっておくことをオススメします。
病院や産院によっては、子どもの立ち会いができないところもありますので、この点も注意しましょう。
引用元:
【2人目子育てバイブル #12】「出産を上の子に見せる」メリット・デメリット(It Mama)