かつて、偽の母乳がインターネットで販売されていた事件を覚えていますか?
1パック50mlあたり5,000円、新鮮な母乳と銘打って売られていたその製品には、細菌が混入しており、栄養価も通常の母乳の半分程度しかありませんでした。
母乳育児ができず苦しんでいるママの弱みにつけ込んだ許しがたい商法であり、また極めて赤ちゃんに危険なことです。
そこで今日は、『1人でできる子になる テキトー母さん流子育てのコツ』の著者の立石美津子がお話します。
母乳が出ずに苦しむママ
source:https://www.shutterstock.com/
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母乳が出ないで悩んでいるママに対して、それを責めるように母乳育児を強制する産院があると聞いたことがあります。
“母乳育児神話”が浸透しているからでしょう。
もちろん、母乳がしっかり出るママは、あえて人工栄養に切り替える必要はありません。母と子の密着や栄養面、経済的にも、そして妊娠で太った身体を元に戻す意味でもメリットが多くあります。
しかし、体質的に少量しか出ない人もいますね。子どもを産んで1ヶ月くらいは痛くて辛い母乳マッサージや搾乳により母乳を与えることができても、それ以降、まったく出なくなる人もいます。
初めての出産で“母乳が出ない”経験をすると、それだけで“母親失格”と自分を責め、スタート時から自信喪失になってしまいます。
なにより問題なのは、その自信のなさを引きずったまま、「こんなママでごめんね」と負い目を感じながら育児をすることです。
最近のミルクは母乳にも劣らないくらい栄養価があります。哺乳びんの乳首も、より母親のおっぱいに近いものに改良されています。
だから、出ない人はこれを堂々と利用すれば良いのです。だって、出ないものは出ないのですから。
離乳食の時期に焦るママ
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子どもが8ヶ月くらいになり離乳食が始まると、これまた、モリモリ食べるよその子を見て焦るママが出てきます。でも、この頃はミルクもまだ与えていますから食べる量が少なくても飢え死にはしません。
「もうお腹、いっぱい、食べたくない」と拒否のサインを出しているのに「食べろ、食べろ」と命じられるのは、子どもにとって結構きついことです。
大食漢の人と食事して「もっとあなたも食べなさい」と言われて無理して付き合うとしんどいですよね。これと同じです。よその子の食欲と比べないようにしましょう。
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(C)あべゆみこ
身体の大きさ、おっぱいが大きい小さい、それから細い目、大きな目などパーツの大きさが違うように胃の形、大きさだって違います。
食事を与えないのは虐待ですが、食べたくないのに無理強いするのも、それに近いかもしれません。お腹が一杯で拒んでいるのならば、その子の胃にとってその量がちょうどいいんです。
胃は心の影響を受けやすい臓器で、大人の中にはストレスで一晩で胃潰瘍を生じさせてしまう人もいますね。
だから、食べたくもないのに「残さず食べなさい。もっとたくさん食べなさい」と命令されながら食べると、子どもの消化にも悪いですよ。
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(C)あべゆみこ
いかがでしたか。
粉ミルクで育った子どもだって、母乳で育った子どもだって元気に育ちます。自分を責めないでくださいね。
引用元:
「母乳が出ない…」お悩みママ必見!母乳育児にこだわりすぎる危険性(It Mama)