Q 母子手帳はいつからあるのか。
A 1942年、ドイツの病院にあった妊産婦登録制度を参考に、旧厚生省が妊産婦手帳を作った。手帳を見せれば物資や食料が特別に配給されるようにしたため、一気に普及。これが原形となり48年、母子の記録をまとめた母子手帳ができた。
Q どんな中身だった?
母子の医療記録で、20ページのうち6ページは配給記録だった。配給のページは経済成長とともに姿を消した。65年には母子保健法で手帳の交付が規定され、妊婦や子どもに必要な保健情報、親が書き込む欄が追加された。現在は前半の記録部分が全国共通で、後半の保健情報は市町村が独自に記載できる。
Q 母子手帳の意義は。
A 50年代、日本の乳児死亡率は米国の約2倍だったが東京五輪のあった64年に米国と逆転。そのころには普及率がほぼ100%に達していた。国民皆保険(61年)とともに、母子手帳の普及も一因だったとみる調査研究がある。
引用元:
母子手帳 食料の配給、優遇し普及 (毎日新聞)