乳幼児を育てる親などを対象に災害への備えを学ぶイベントが27日、高知市南金田のアートゾーン藁わら工倉庫「蛸たこ蔵」で行われ、親子連れら約30人が非常食の試食などを体験した。

 アートゾーン藁工倉庫のある下知地区は、南海トラフ巨大地震で地盤沈下による長期浸水が想定されており、同アートゾーン内の藁工ミュージアムなどが若者や子育て世代に楽しみながら防災について学んでもらおうと開いた。

 子育て世代向けの防災ハンドブックの作成などを手がける一般社団法人「スマートサバイバープロジェクト」(東京)の掃部かもんまゆさん(47)が講師を務め、講演会と非常食の試食会が開かれた。

 試食会では、参加者は缶入りのパンを缶詰のフタで切り分けて食べたり、水と加熱剤を入れた袋の中にパック入りのご飯を入れて温めたりした。掃部さんは「せっかく備蓄していても、嫌いな味だと子どもは食べません。試食してみて、子どもが食べられる非常食を見つけてください」などと呼びかけていた。

 子ども2人と参加した、高知市吉田町の市職員、西森真由美さん(37)は「緊急地震速報が鳴った時、どんな行動を取るのか具体的には考えていなかった。子どもと一緒に練習しようと思います」と話していた。


引用元:
子育て世代 備え学ぶ 非常食の試食体験 高知  (読売新聞)