リクルートライフスタイルは21日、精子の状態をチェックできる「Seem(シーム)キット」を発売した。不妊に悩むカップルで、より男性に治療への意識を持つきっかけにしてもらう狙いだ。

 キットは、スマートフォンの専用アプリと、スマホ用の顕微鏡レンズ、精液採取用のカップがセットになっている。採取した精子を顕微鏡レンズを通してスマホで撮影し、アプリで精子の濃度や運動率を解析する。

 不妊に悩むカップルの「妊活」に、男性にもより積極的に取り組んでもらおうと開発した。精子の状態は体調などで変化するため、キットは自宅での簡易チェック用。医学的な診断に代わるものではなく、病院での検査へのハードルを下げてもらうのが目的という。価格は税抜き6980円。アマゾンでの通販のほか、ビックカメラの店舗でも順次販売する。

 テスト販売した医療機関などでは、女性がキットをパートナーに渡したり、キットの利用で病院の受診につながったりしたケースがあった。「意識の変化への一歩になっている」(担当者)と話す。


引用元:
男性も「妊活」へ精子チェックキット スマホで簡単に(朝日新聞)