赤ちゃんが夜なかなか寝てくれない……でも、そんな時にママはただあやしてあげることしかできない。

そんな無力感を感じたことがある方も多くいらっしゃるかと思います。

でも、赤ちゃんの夜泣きは当たり前にあるものだから仕方ない……なんて諦めていませんか?

そんなつらい状況にいるママたちのために、筆者が厳選した、寝かしつけの基本のコツをお伝えしていきます。

どれも子育ての中で無理なく使える方法ですので、お役に立つはずですよ。
赤ちゃんが寝ない理由は「泣くたびにあげるミルク」が原因?

source:http://www.shutterstock.com/
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赤ちゃんは、浅い眠りを繰り返すだけだった新生児から、だんだんと深い眠りと浅い眠りを繰り返す、大人型の睡眠に成長します。

そして、2歳頃までには大人のような睡眠になってくるのです。

前回のコラムで、生後6ヶ月くらいで夜泣きなどがあっても、浅い眠りの中の寝言と寝返りかもしれないことを書きました。

実は、この生後6ヶ月では、浅い眠りになった後に、どうやってまた深い眠りに1人でもどったらいいのか、赤ちゃん自身よくわかっていないのです。



この、生後6ヶ月の赤ちゃんが寝言・寝返りをしている時に、ママが「あ、赤ちゃんが起きちゃった!」とすぐさま母乳を飲ませると、赤ちゃんは「浅い眠りになった時は、ママのおっぱいを飲んで深い眠りにもどるものなんだな」と覚えてしまい、浅い眠りになるたびに赤ちゃんのおっぱいを欲しがるようになるのです。

そうなると、赤ちゃんは眠りが浅くなるたびに、おっぱいを飲むために目を覚ましてしまうのです。

著者も、生後6ヶ月で夜中に泣き出す赤ちゃんに、いつも、おっぱいを思わず飲ませてしまい、夜中に何度も授乳が必要な状態に陥ってしまいました。

そうなると、断乳まで、赤ちゃんが何度も夜起きる状態が続いてしまうのです。



ヨーロッパでは生後6ヶ月のタイミングで「夜間断乳」を行う

ヨーロッパ系のママは、アジア系のママよりも、文化的に寝かしつけが得意ということを初回のコラムで書きました。

寝かしつけを厳密に行うヨーロッパ文化では、この生後6ヶ月のタイミングで“夜間断乳”を行うそうです。

生後6ヶ月をすぎたら、夜寝てから朝起きるまでおっぱいを飲ませません。

そうすることで、赤ちゃんが浅い眠りになるたびに起きることを防ぐのです。



では、私たちもそうしたら1番よいのでしょうか? きれいごとではその通りなのです。

しかし……正直、私は生後6ヶ月の赤ちゃんの夜間断乳はできませんでした。

欧米の赤ちゃんは、生後6ヶ月になると7割近くの赤ちゃんがお母さんと別室で眠りますが、日本の母子同室の文化では、赤ちゃんが隣に寝ていると、なかなかそっと見守ることも難しく、母親はどうしても、赤ちゃんを起こしてしまう習慣が付きやすいのです。

夜間断乳は、「できたらラッキー、でもほとんどの日本人には難しいものだ」くらいに思って試してみてもいいですね。
どうしても寝ない赤ちゃんには添い乳もあり

source:http://www.shutterstock.com/
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中には、筋金入りの寝ない赤ちゃんもいるでしょう。

寝かしつけの教室に来てくれたママの30人に1人は、何をしても赤ちゃんが夜泣きを繰り返し、うんざりしているママがいます。

たとえ夜間断乳を成功しても、やっぱり寝ない赤ちゃんは寝ないのです。

そんな中で、“添い乳はダメ”ということを真に受けて、夜中に抱っこをして一晩中揺らす……そんなつらいママ達の窮状をたくさん聞いてきました。

そんな思いをするくらいなら、添い乳で寝かしつけもいいのではないでしょうか。

著書『育児の百科』で有名な小児科医の松田道夫医師は、


<一晩寝ない赤ちゃんと格闘するくらいなら、一発で寝てくれるおっぱいを使え>

と述べています。



実は、厳密に寝かしつけをする欧米のメソッドでは、添い乳だけではなく、夜中に抱っこして揺らすことも、トントンすることも、避けるべきだと言われています。

それをされないと寝ないようになるのは添い乳も抱っこも同じなので、どれも避けるべきと考えられているのです。



基準は「ママと赤ちゃんと家族の負担」がないこと

赤ちゃんがどうしても寝ずに、何をしたらいいのか分からないのなら、少しでもあなたの負担がなくなる方法を選んでください。

ママが横になったままですみ、少しでも赤ちゃんが寝てくれて、ママも睡眠が取れる添い乳が、全体的に見て楽なら、どうぞ、赤ちゃんにおっぱいを飲ませて寝かせてください。

たとえ添い乳をしたとしても、それ以外の基本の寝かしつけの環境を整えておけば、その子の個性に合わせて、最大限に寝てくれるはずです。



寝かしつけの方法を選ぶ基準は、ママと家族と赤ちゃんがみんながそれなりにやっていけるバランスのいいところをさがすことです。

ママの都合にだけ合わせても、赤ちゃんの都合にだけ合わせても、なかなかうまく行かないことがあります。

寝かしつけに、絶対の方法はありません。あなたが少しでも楽になるような方法を探してみて下さいね。


引用元:
本当に「添い乳」は良くないの?夜泣きとの関係【夜泣き知らず育児】(It Mama)