皆さんは、自分が妊娠できるのかどうか、ご存知ですか?

生理不順や出血量が少ないことなどから、自分の女性ホルモンや卵子を疑っていた筆者は、妊活に入る前、自分の妊娠力を調べたいと思い、病院にかかったことがありました。

それは、不妊治療をした友人の話を聞いたためでした。

不妊症という病名になる前には、様々な検査を受けるのですが、その検査で、妊娠力を数値で知ることができるのです。

今回は、筆者の体験談を交え、妊娠力チェックについてお伝えします。

検査を受けたほうがいい人って?

筆者の生理不順は、1か月半〜2か月に1度月経が来るか来ないかというレベルで、出血は、生理2日目に生理終わり用のナプキンで足りる程の量です。

また、17歳のとき、5か月近く月経が遅れ、子宮の成長が遅めと言われたこともありました。

占いなどをやってみても、できにくい、流産しやすいなどの判定されたこともあり、自分の体は正常に妊娠できるのか、自信がない状態でいました。

このような話を、不妊治療を終えて妊娠中であった友人にしたところ、勧められたのがこの検査でした。

私のように何かしら問題を抱えている人、もしくは、妊娠をしたいと考えてから半年ほど経っている人は、検査をオススメします。

また、これからの妊娠希望や自分の体を知りたいと思う人にもオススメですよ。



どんなことをするの?

まず、不妊治療と呼ばれる治療に入る前に、女性ホルモンについての検査をします。

この検査は、2か月〜3か月かかる検査で、女性ホルモンの量が正常か、卵子の数や成長は適正か、子宮の厚みの変化や排卵はちゃんとできているかなどをチェックします。

1度行って終わりではなく、1か月に1度の排卵や月経の経過を追いながら検査を進めていきます。

検査の種類は実に21種類!

本当に色々な検査があるのですが、すべてを行うのではなく、自分に必要な検査を医師が判断して行ってくれます。

(1)月経期に行う検査

・FSH・LH・プロラクチンなどホルモン検査

・前胞状卵胞数の計測



(2)低温期に行う検査

・子宮卵管造影検査

・エストロゲンホルモン検査

・発育卵胞の計測

・通気検査

・子宮鏡検査



(3)排卵期に行う検査

・フーナーテスト

・排卵診断薬検査(尿検査)

・卵胞計測・子宮内膜厚の計測

・子宮頚管粘液検査
(4)高温期に行う検査

・プロゲステロンなどホルモン検査

・排卵後の黄体・子宮内膜厚の確認や計測



(5)その他の検査

・子宮頸がん検査

・クラミジア検査

・甲状腺機能検査

・感染症スクリーニング検査

・抗精子抗体検査

・抗ミュラー管ホルモン検査

・子宮内膜症などの活性値検査

・テストステロン検査

自分を知るために始めた検査でしたが、結構な回数の通院で、仕事の都合などでくたびれたこともありました。

しかし、必要な検査を終え、問題点が分かるとそれまでの頑張りは有意義だったと感じられました。

筆者の場合は、女性ホルモンや子宮の大きさ(標準内だけど小さ目)、卵子の数や成長など、基本的なところには問題がなかったのですが、卵子が成長してから排卵するまでに時間がかかるというパターンでした。

医師には、「人よりも排卵するまでに時間がかかるから、普通の人が1か月に1回チャンスがあるところ、あなたの場合は、1か月半〜2か月に1回と、チャンスが減ります。」と言われました。

しかし、医師と相談し、その他に問題がなかったことや、妊娠したい予定より早めに検査に行っていたので、ゆっくりと構え排卵検査薬(排卵チェッカー)を使用することにし、無事、授かることができました。

ここまでの費用は、病院により異なりますが、筆者の場合は、3万円程度だったかと思います。



妊活するならやっておくべき4つのこと

妊娠したいと思ってから、筆者は次のことを始めました。

(1)食生活の見直し

効率よく栄養を取れるサプリメントもいいのですが、やっぱり普段の食生活を見直します。

肉も野菜も穀物も、偏りが少なくなるように心がけました。



(2)運動

身体を温めることは大切なことです。オススメはホットヨガです。

血流も良くなるなど、メリットがとても多いです。



(3)入浴

スーパー銭湯など、立っても胸まで浸かれる深いお風呂は、水圧の関係で、血流を促進します。

身体の状態を整えるのに有効です。



(4)エステティック

自分の力では流れきらない、滞っている血流と老廃物を流します。



後は、好きなことをしたり、旅行に行ったり、仕事の仕方も変えストレスが少なくなるように心掛けました。

妊活に入る前に、または妊活初期に、病院での検査を受けることは、自分の体を知る健康診断や歯科検診のようなものと、筆者は考えています。

いざ妊活を始めようとしたタイミングで通院を始めると、約3か月は検査をするだけで終わってしまいます。

自力で半年や1年妊活をして、毎月の生理にショックを受けるより、妊活前や妊活初期に検査を受けることで、心強い味方を付けることができますよ。


引用元:
私って妊娠できる…?妊活前に受けた不妊検査で分かったこと(It Mama)