筆者は4度目の出産後、しばらく寝たきりになりました。自分でも全くわけがわからないうちに、気付いたら“産後ウツ”の世界に足を踏み入れ、迷子になったような……。
当時を思い返すと、そんな感覚をおぼえていたように思います。
何しろ、身体に何か問題があるわけではないのに、なぜか力が全く入らず、起き上がれなくなってしまったのです。
“マタニティーブルー”は“産後ウツ”の前段階という見方もあります。
今回は子育てアドバイザーの資格を持つ筆者が、これらの症状が大事に至る前の気付き方と、対処法をご紹介します。
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mica
夫・姑・4人の子と共にシンガポール在住のご機嫌妻アドバイザー。著者ブログにて、記事の裏話を更新しています!執筆依頼はブログよりどうぞ。
マタニティブルーの兆候
産後ウツの前段階であるマタニティブルーの兆候として、以下のようなことがあげられます。
・わけもなく悲しくなったり、涙がこぼれたりする
・いつもなら軽くこなせる家事などに、やる気が起きない
・すぐに疲れてしまう
・赤ちゃんが生まれて嬉しかった気持ちが、いつのまにか消えてしまった
・夫に対して、無性にイライラした感情が湧いてくる
・食欲が無い
・インターネット中毒 (何もしたくないことの表れ)
これらの兆候は、産後、ホルモンのバランスが崩れることによって起こるといわれています。
出産を経て、見た目にはあまり変化が無いように思えますが、実は身体の中では天と地がひっくり返るような大変革が起きているのです。にも関わらず普段と変らずにアクティブに過ごすことは、自分を追い詰め、身体をいじめる行為と言えます。
マタニティー・ブルーになりやすい人の特徴
ずばり“自分に厳しい人”がなりやすいと言えるでしょう。
しかし、「自分は自分に厳しいからなぁ」と自覚を持つ人は、ほとんどいません。もしいるとしたら、その人は自分が思う倍以上、自分に厳しい人かもしれません。
さらに日本人は“ど根性”のお国柄。「これくらい、休まなくても大丈夫」と無理する人で構成されている国と言っても過言ではありません。
産前・産後でマタニティー・ブルーにならないために、出来ることは?
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●産前:自分の“快/不快”を意識する
妊娠中、ある特定の食べ物に対して、妙にこだわるという方は少なくないと思います。これはいわば、“身体の声に従っている”状態です。妊娠中はこの傾向が強くなるので、ぜひそれにご自分を委ねてください。
そうすることで、“自分にとって何が心地よくて、何が心地よくないのか”がハッキリしてきます。これは現代人にとっては、そして日本人にとっては特に、希有な状況なのです。
なぜなら、普段私たちは“たてまえ”を駆使し、本音を隠し、他者からの視線を気にして暮らしています。自分自身の好き嫌いは二の次です。大脳が発達した人間ならではの状況ですね。
妊娠中はこの大脳のクセを出来るだけとっぱらい、自分自身に返る最大のチャンスと言えます。
●産後:ママは外注スキルを会得し、パートナーシップを揺るぎないものに
“自己責任”という言葉が一人歩きする昨今、“人に頼る、甘える”行為はあまり良い目で見られないと誰もが思っています。
しかし子どもは一人では育てられません。それは子どもを持つ誰もが知る事実です。
歴史的に見ても、人間は長い間大家族、地域ぐるみで生活し、子どもを育ててきました。核家族になったのはごく最近で、この状況で子育てする経験値は、まだまだ浅く無理があります。
ですから一人で子育てするということは、100%絶対に、無理無体な行為なのです。
これまで一人で何でもこなしてきたママほど、人に頼るのは難しいでしょう。しかしそれでは、すぐ隣にいるパパがパートナーではなく、ただの長男に成り下がってしまいます。
自分が出来ない事、不快でしたくないこと、少しずつパパに頼って任せてみましょう。
最初は完璧に出来ないのは当たり前。そして完璧主義のママほど、それが目に付き苛立つと思います。しかし、1年後、2年後、成長するパパを信じて、ぐっとこらえて見守ってください。時にはそっとフォローしてあげてください。
男性は本来、女性が喜ぶことを自分の喜びに感じるもの。
家事と育児を無料で外注出来るマインドとスキルは、産後の平和な子育てライフの必要条件だと思います。多くのママに会得して欲しいスキルです。
頼り、頼られ、フォローし合う。そんなパートナーシップを築いて、産後うつとは無縁の子育てライフを満喫してくださいね。
引用元:
「ただのマタニティブルー」のハズだった…。産後ウツに陥らないための対処法(It Mama)