これからの季節、インフルエンザを始めとする感染症が増えてきます。最近ではRSウイルスという呼吸器の感染症も流行る兆しがあり、症状も軽い風邪のようなものから重篤な肺炎のようなものまでさまざまです。

特に子どもやお年寄りでは身体の抵抗力が弱い傾向にあり、感染症にかかりやすく重症化しやすいので注意が必要です。

こういった感染症は食事で予防することも可能です。そこで今回は管理栄養士の筆者が、食べものから身体の免疫力を向上させて、感染症を寄せ付けない身体づくりのポイントをご紹介したいと思います。




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圓尾 和紀

管理栄養士。ファスティングマイスター。大学、海外、大学院で七年間栄養学を学ぶ。病院勤務を経て「予防医療に貢献したい」と思い、独立。現在は「和食」と「ファスティング」を取り入れた生活の提案を行う。





■免疫力の要は「腸」にあり

身体の免疫力は白血球をはじめとする免疫細胞が担っています。そして、これらの免疫細胞の多くが腸管に集まっており、腸内環境が良好な状態にあると働きが良くなることが知られています。

腸内環境と食は密接な関係があり、普段の食生活で腸内環境もがらりと変わってしまいます。では、どんな食事が腸にとって良いのでしょうか。
■肝心なのは「発酵食品と食物繊維」


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特に意識してとりたいのが発酵食品と食物繊維です。

発酵食品に含まれる乳酸菌などの成分が、腸の中で良い働きをする善玉菌の活動を応援してくれます。日本には糠漬けや納豆、味噌などの優れた発酵食品が豊富にありますが、食の欧米化で食べる機会が少なくなっているのが問題です。

ヨーグルトも発酵食品ではありますが、牛乳に住み着く動物性乳酸菌は野菜などに繁殖する植物性乳酸菌よりも胃酸に弱いので、ここは日本の伝統食を活用したいところです。

また、食物繊維も腸内の善玉菌のエサになったり、排便を促して便が滞留するのを防ぎ、腸の中を綺麗に保ちます。

主食を白米ではなく玄米や分搗き米にしたり、野菜・海藻・きのこなどを積極的に食べるようにしましょう。



■予防と治療では食事が異なる?

風邪を引く前と引いてからでは望ましい食事は違うのでしょうか。

風邪を引いた後は、身体の中で病原菌と免疫細胞が戦いを繰り広げています。食べものを消化するにはエネルギーがかかるので、消化に負担のかかるものを食べたり、食欲がないのに無理に食事をとることは好ましくありません。

肉や乳製品などの動物性のものや脂分が多い食べものは避けるようにし、消化に優しくエネルギーに変わりやすいお粥やうどんなどの炭水化物や果物をとるようにします。

具材を細かく切ってよく煮込んだ味噌汁やスープもオススメです。



いかがだったでしょうか。

手洗いで口から入る菌を防ぐことも大切ですが、食が乱れて免疫力が低下していると本末転倒です。本格的な流行期に入る前に食事を整えて病原菌に負けない身体づくりを目指しましょう。


引用元:
予防と治療では食事が違う!インフルエンザ流行前に摂りたい「食事メニュー」って?(It Mama)