離乳食をはりきって作っても、ほとんど食べてくれずにガッカリした経験って誰しもあるのではないでしょうか?

子どもの栄養が足りているのかも不安になるし、無理矢理食べさせようとすればギャン泣きで、一向に食べる気配なし……。

こんな毎日では子どもの健康が心配! そんなママにぜひ伝えたいことがあります。

食べさせるコツなんて必要ない、今日から始められる離乳食に対する考え方やポイントを伝授します。




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Yuno

ヨガ・アーユルヴェーダ・おむつなし育児アドバイザーの分野で活動。自身のスタジオWindhillを2015年港区白金台に設立し子連れのママヨガやマタニティヨガは大きな反響を集めています。また2015年に第一子を出産。自然な生活・自然な育児をモットーに、妊婦さんや産後のママのサポートに励んでおります。定期的に親子写真・マタニティフォトの撮影会を開催。最近ではカジュアルにオシャレなウエディングができる“古民家ウエディング”の企画を立ち上げました。1泊2日の滞在型で家族の絆を深める場を提供します。





みんなが母子手帳や育児書通りに成長するわけじゃない

「さあ生後半年になったからご飯を食べようね」と一斉に全員の赤ちゃんが上手く食べてくれるものでしょうか?

現実はそうでないこと、多くのママはご存知かと思います。赤ちゃんにもそれぞれ個性がありますから、それは仕方ないことですよね。

筆者の娘は1歳を過ぎてようやく食べ始めましたよ。意外と周囲にもたくさんそんな子がいます。

それまでは完全母乳で、本当に母乳しか胃の中にない状態でしたが、幸い充分な体重があり、健康そのものでした。

明らかにガリガリだったり、様子がおかしい場合には、必ず病院や自治体の保健所などで相談すべきかもしれません、ただ必ずしも「〇歳になったら〇〇しなきゃ」ということはないと思います。
本当に食べて欲しいのなら、無理やり食べさせないこと


source:http://www.shutterstock.com/
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『うちの子どうして食べてくれないの? 授乳から幼児食まで…親子関係のバイブル』の著者カルロス・ゴンザレスは、離乳食を子どもが食べない理由についての1つに“ママが無理強いすること”が原因だと語っています。

食べないことに対してママがイライラしながら、無理やり口の中に押し込んでくる時間は、子どもにとってみれば最大の“苦痛の時間”。

そのせいで、子どもは食事は辛い時間だとインプットし、余計に食べなくなってしまうんだそう。

もし今、食事に1時間や2時間も費やして無理やり食べさせているのなら、今日から「食べないならすぐにさげる方法」にしてみてください。

そうすると子どもは「あれ? 今日は無理やり食べなくていいんだ……」と徐々に食事の時間に対する恐怖感がなくなっていくようです。

また、彼は2歳頃まで母乳を与え続けることを勧めています。

確かに、食べなくても母乳さえたっぷり飲んでいたら、そこまで神経質に心配しなくて良いかもしれませんね。

また母乳をあげる場合、離乳食の前に与える方が良いそうなんです!

これは筆者も驚きました。普通、たくさん食べて欲しいから先に離乳食を出して、食べなければ母乳をあげたくなりますが、どうやらそれも良くないそう。

先に母乳を与えることでママのおっぱいを充分に飲めるんだという、満たされた気持ちを生み出すことができます。

「そうか、お腹を満たすことばかり考えていたけど、“気持ち”を満たしてあげないといけないのか!」と納得しました。

その安心感が得られると、食事の時間が楽しくなりそうですもんね。

ぜひ今日から「食べないならすぐにさげる方法」、「離乳食の前に母乳(ミルク)で気持ちを満たすこと」を試してみてくださいね。



いかがでしたか?

赤ちゃんが食べないのは、本当にお腹がすいていないのかもしれない(母乳やミルクだけで充分)し、無理やり食べさせるママが怖いからなのかもしれません。

本の中では、体重が1キロ以上減らなければ「食べなければさげる」を実行して良いと書いていましたよ。

食べないことで悩んでいるママは試してみてくださいね。


引用元:
「離乳食期」も悩まない!食べない赤ちゃんへ試してほしいこと2つ(It Mama)