甲斐市が進める「妊娠から出産、育児まで切れ目のない支援」の拠点となる産婦人科の診療所が10月に開設される。子育てしやすい環境を整えようと、市が山梨大医学部を通じて誘致した。開設後は女性医師が出産前後の診療や相談にあたり、分娩(ぶんべん)は山梨大医学部付属病院が受け持つ。
フィンランドで「切れ目ない支援」を提供するネウボラ(助言の場)に倣った「甲斐市版ネウボラ事業」の一環。「このはな産婦人科」(甲斐市西八幡)は10月3日に開設され、出産前後の母親の体調面や精神面でのケアに重点を置く。医師25年目で山梨大産婦人科助教の中村朋子さん(48)が院長を務め、非常勤の女性医師、看護師、助産師らで構成する。
市健康増進課によると、2014年度の調査では出生届を出した母親の2割が産後うつの可能性があり、その3割は約2カ月後も改善が見られなかった。また今年1〜3月に出産した母親に聞いたところ、57%が産後に「睡眠不足」「イライラ」「疲れ」「涙が出る」などの不調があり、つらかった時期は多くが出産直後と答えた。
引用元:
山梨)出産直後の母親を支援 甲斐市に産婦人科開業(朝日新聞)