奈良県立医大付属病院(奈良県橿原市)に、最新鋭の内視鏡手術支援ロボットや周産期母子医療センター、放射線治療機器などを備えた新病棟が完成した。荒井正吾知事や関係する市町村長らが出席して竣工(しゅんこう)式典が開かれ、施設の内覧会が行われた。
 県立医大の細井裕司理事長は、暮らしの中で健康づくりを進める家の在り方を考える「住居医学」の提唱者。あいさつの中で、医療が地域づくりに貢献する理念として「MBT(医学を基礎とする町づくり)」を推進すると述べ、早稲田大の協力を得て、11月に海外の医療者を招いたシンポジウムを東京で開くことを明らかにした。
 荒井知事は「私が知事に就任した頃、妊婦の搬送をめぐる事故があり、県が批判を受けた。そのため地域医療に県立医大が貢献してもらうことに腐心した」と述べた。その上で、同医大の教育研究施設の移転に伴う新外来病棟建設や緊急搬送用のヘリパッド導入、近鉄の新駅誘致など、今後の施設拡充計画を明らかにし、「この構想が実現できるのは100年に一度の機会。県も支援していく」と激励した。(

引用元:
県立医大に最新鋭機器備えた新病棟=奈良県橿原市〔地域〕(時事通信)