台風10号で中心市街地が浸水した久慈市で、被災した開業医が外来診療の早期再開に全力を挙げている。医療機器やカルテが水に漬かった同市中の橋の竹下産婦人科医院(竹下敏光院長)では4日、職員らが施設の清掃、カルテの洗浄などに全力。市内唯一の個人の産婦人科医として妊婦や心身の疲労を蓄積する被災住民の健康を守るため、「一日も早く」と作業に汗を流している。
久慈川沿いにある同医院は台風で床上約1・2メートルまで浸水。切迫早産の危険があった妊婦を含む入院患者14人と職員は無事だったが、電動の診察台や超音波診断装置など高額の機器類、薬剤などが使用できなくなり、周辺も泥水で覆われ、休診を余儀なくされた。
被災翌日の8月31日にボートで医院に駆けつけ、惨状を目にした竹下院長は「開業25年になるが、これほどの浸水は初めて。機械や薬剤など被害額は4千万円ほどに上るだろう。患者は広域におり、まずは必要な機材を借りて7日ごろの外来再開を目指したい」と前を向く。
引用元:
台風被害、外来再開へ全力 久慈市内の産婦人科医院 (岩手日報)