赤ちゃんは、6ヶ月頃から物を口に持っていき、舐めてそのものが何であるかを確かめ始めますが、この時期から気を付けたいのが“誤飲事故”です。

厚生労働省の「平成 25 年度 家庭用品等に係る健康被害病院モニター報告」によると、幼児の誤飲事故件数は1,721件で、誤飲した物については本調査を開始した昭和54年以降ずっとトップにいた「タバコ」を抜いて、「医薬品・医薬部外品」がトップになりました。

1、2歳になると段々と手先も器用になり、大人のマネをして自分で包装を開けて医薬品を飲んでしまう事故が多発しています。

入院・転科・転院した事例もあり最悪、中毒を起こして死亡してしまう危険性もあるんです!

子どもが誤飲事故を起こしたパパやママへ行ったアンケートによると,子どもの医薬品の誤飲に対して「気を付けるように」という注意を受けた事はない、覚えていないと答えた人が約6割となっています。

「誤飲事故が危険!」と、十分に認知されておらず、事故発生時の対処方法を知らない親が多いのもまた現実となっています。

そこで今回は、実際に起こった誤飲事故の例や対策、もし誤飲してしまった時の対処法をご紹介します。

青木かおりPF



■薬品誤飲事故、実際にどんな事故が起こっている?

(1)テーブルの上に薬を出したまま席を離れたら…

ママが薬を飲むときに一時的にテーブルに薬をおいた時に、来客のインターホンが。

玄関に行くだけだからと目を離して戻ってみると、子どもが自ら薬の封を開けて口にしていたという筆者のママ友がいました。

兄弟が複数人いたり、急な来客があるとそちらを優先にしがちですが、自分が離れる時にはしっかり片付けてから対応するといいでしょう。



(2)甘いシロップ薬は美味しいジュースと勘違い!

“液状のシロップ薬”って甘くて美味しいですよね。筆者も子どものころ好きでした。

シロップ薬の保管を冷蔵庫にする方も多いようですが、2歳くらいになるとママがシロップをしまった冷蔵庫を、自分で開けてジュースのごとく飲んでしまった事例があります。

もし薬がマズければ、子どもはわざわざ知恵を使って冷蔵庫を開けてまで飲まないかもしれませんね。
(3)手が届かないよう、高い場所に保管したのに!?

子どもが手の届かないであろうタンスの上に薬を置くように心がけたにも関わらず、知恵がついてくると椅子を使って、お菓子と間違えた“精神神経用薬”、“抗てんかん薬”を飲んでしまい、悪心・嘔吐、意識障害を発症してしまったようです。

薬の置き場所は子どもには知らせず大人だけの秘密にしておき、子どもの前で薬を取って飲まない方がいいかもしれませんね。

もし高い所へ置くのであれば、踏み台に乗っても絶対に届かない高さの場所に置くようにしましょう。



(4)お風呂で「シャボン玉液」を大量に飲んでしまった。

子どもってお風呂でシャボン玉をしてあげると、とっても喜びませんか?

しかし「フー」っと息を吐いてシャボン玉を作るのは小さい子ほど苦手なもの。ママが頭や体を洗っている間、ちょっと目を離した隙に誤飲してしまい、気持ちが悪くなって嘔吐してしまったそうです。

ママが少しでも目を離す場合には、たとえシャボン玉液であっても子どもが手の届かない場所に退避しておいた方がよさそうです。



■どうしよう!? 誤飲事故が起こった場合の対処法


source:http://www.shutterstock.com/
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もし子どもが医薬品を誤飲してしまった場合には、子どもの状態、薬の名称、飲んだ量の3点を確認し、以下の専門機関に相談してみて下さい。

●小児救急電話相談・・・#8000(お住いの都道府県の相談窓口に自動転送されます)

●大阪中毒110番(365日 24時間対応)・・・072-727-2499 (情報提供料:無料)

●つくば中毒110番(365日 9時〜21時対応)・・・029-852-9999 (情報提供料:無料)

誤飲事故の約9割が家の中で起こり、前述した事例に似た事を筆者自身も経験した事があるので、誤飲事故はとても“身近な事故”であるといえます。

子どもの成長によっても、誤飲事故が起こるシチュエーションが変わりますので、成長に合わせて対策を考える必要があります。

医薬品・医薬部外品の取り扱いについて考えて、今一度見直してみてはいかがでしょうか。


引用元:
子どもは何でも口にする…家庭での「誤飲事故」の予防策と対処法(It Mama)