どちらが先に神様に泣き声を届けられるかを競う「赤ちゃん泣き相撲大会」が4日、鳥取市賀露町北1丁目の賀露神社であった。

 今年で28回目。1歳前後の68人は県内だけでなく大阪や愛知などからも集まった。鉢巻きに赤い腹掛け姿の赤ちゃん力士は地元の相撲経験者ら「壮年力士」に差し上げられると、土俵の上で威勢よく泣き声を響かせた。取組前から大泣きしてすぐ勝敗が決まることもあれば、両者とも無表情で行司を悩ませる取組も。

 市内の竹内優真君(約8カ月)は昨年引き分けだった姉の凜ちゃん(1)の雪辱を果たした。父親の雅史さん(43)は「あまり泣かない子なので勝てて良かった」と喜んだ。宮司の岡村吉明さん(79)は「台風を心配したが、成功裏に終われた。健やかに育ってほしい」と話した。(横山翼)


引用元:
鳥取)赤ちゃんの泣き声響く 賀露神社「泣き相撲大会」 (朝日新聞)