東京大などの研究チームは1日、満月が近づくと乳牛の出産数が増えるという調査結果を発表した。昔から「満月の頃には出産数が増える」と言われていたが、乳牛の明確な調査結果はなかったという。人の安産の条件などを調べる手がかりになる可能性があるという。研究成果は米電子版科学誌プロスワンに掲載された。

 チームは2011〜13年、北海道石狩地区の牧場で飼育されている乳牛を対象に、428回の出産を調査した。月の満ち欠けの度合いによって8期間に分けたところ、新月直後の期間の出産数は48回だったが、その後は増え続け、満月の頃は71回だった。月が欠け始めると、出産数は減少に転じ、新月直前には49回になった。

 ただ、乳牛の出産数が月の満ち欠けによって増減する理由は分かっていない。満月が近づくと、人間では、眠気を誘うホルモン「メラトニン」の血中濃度が低下するという報告があり、チームは今後、月の明るさとメラトニンとの関係などを調べるという。


引用元:
満月近づくと乳牛の出産数増える…東大など調査 (読売新聞)