八千代市は、出産後に家事や育児を手伝ってくれる家族がいないお母さんを対象に、産後ケア事業を十月から始める。休養の機会を提供しつつ、育児技術の習得や不安を解消してもらうのが目的。浦安市も事業を拡充している。

 八千代市の事業は、産後二カ月未満の母子が対象。市内の産院(二カ所)か助産院(三カ所)で七日以内に限り、赤ちゃんの入浴や乳房のケアのほか、保健指導や子育て相談を行う。自己負担額は住民税課税世帯で一泊二日で六千円、日帰りが千五百円。

 自宅にヘルパーも二十回まで派遣。食事や掃除、買い物などの家事援助のほか、おむつ交換などで育児を助ける。ヘルパー派遣の自己負担額は、課税世帯で一回千六百五十円。非課税世帯は二百五十円、生活保護世帯は無料。同市での出産は年間千六百人程度。来年三月までに十五人の利用を見込む。

 浦安市は子育て世帯のほとんどが核家族で、産後の不安な時期に支援者が身近にいないケースが多いことから、二〇一四年十月に事業を開始。現在、ホテルでの日帰り型、医療機関二カ所での宿泊型の産後ケアをしている。

 七月からは複数の母子が日帰り型で助産師のケアを受けられるサービスを助産院で始めた。利用者に交流を深めながらリフレッシュしてもらう。九月にはホテル一カ所を加え、拠点が計五カ所になる。市の利用者アンケートでは、「自分を見つめ直す時間が持てた」など好評だったという。

 県内ではほかに松戸、君津、佐倉、我孫子、茂原の各市が産後ケアを導入している。 (村上豊)



引用元:
産後ケア導入広がる 八千代市は1泊2日で自己負担6000円(東京新聞)