ハイハイをしたり、つかまり立ちをするようになる頃には、TVやDVDにも興味を持ち始める赤ちゃん。じ〜っと画面を見つめるわが子を見ると、「目は悪くならないのかしら?」「理解しているのかしら?」といろいろ気になってしまいます。

今回は、そんな疑問にお答えし、TVやDVDとの上手な付き合い方について考えてみましょう



■赤ちゃんは、TVやDVDの内容を理解しているの?

生後1歳前後までの赤ちゃんが、テレビ画面の様子を認識して内容を理解していることは考えにくいです。

じっとテレビを見ているとき、赤ちゃんは、色や形が動いたり、ピカピカと光ったりしている様子を楽しんでいます。
■赤ちゃんの発達に影響はあるの?


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短時間であれば、TVやDVDを目で追いかけても視力が極端に落ちるというリスクは少ないでしょう。

ですが、TVやDVDに限らず、お絵描きや絵本を読む時間など、同じところを凝視するときは途中で休憩を入れたり、別の遊びをはさんだりして、様々なところに目線を動かせるようにしてあげましょう。普段近いものを見ることが多いため、外に出て遠くの景色を見るようにするのがオススメです。

また、目がまだよく見えない赤ちゃんは、テレビに極端に近づいて凝視してしまいます。そんなときは、意識して長時間にならないように調節してあげてください。



■目は悪くならなくても…

乳児期・幼児期の赤ちゃんは、TVやDVDの時間を長時間とり続けることは避けた方がよいでしょう。

機会は、赤ちゃんが楽しくなって叩いたり、話しかけたりしても、反応してくれません。コミュニケーションの楽しさや周りの人からの愛情をたっぷり感じて笑い合うことが、言葉やコミュニケーションの発達にとって良いことは、言うまでもありません。

話さなくても一方的に話してくれる(声が聞こえる)、はたらきかけても全く別のことが返ってくる(または、無反応)テレビよりも、赤ちゃんの顔を見ながら楽しめる遊びややりとりをママが意識してしてあげてください。



TVやDVDに近づいて見入っているからといって神経質になって心配しすぎる必要はありません。「あ、そういえば今日はずっとTVを見ているわ」などと気づいたら、家族や周りの人々とたくさん話し、笑い合う機会をつくってあげてくださいね。


引用元:
赤ちゃんの発達に関係あるの?「TVやDVD」との上手な付き合い方(It Mama)