夏祭りの金魚すくいで捕った金魚が、寝屋川市の音楽教室主宰・佐々木郁子さん(72)方で32年間生き延び、近所の話題になっている。金魚の寿命は10〜15年が一般的とされ、佐々木さんは「泳いでいる姿を見ると、こちらも元気になる」と目を細める。

 佐々木さんの音楽教室に通う小学生が1984年、夏祭りの露店で買った。直後に佐々木さんが2匹を引き取り、大事に育ててきた。今年1月に1匹が死んだが、もう1匹は今も元気で、体長約25センチまで成長した。
「適切な水交換と餌やりが長生きの秘訣(ひけつ)です」と話す佐々木さん(寝屋川市で)
「適切な水交換と餌やりが長生きの秘訣(ひけつ)です」と話す佐々木さん(寝屋川市で)


 月1回は水を交換し、フンの量を見ながら、毎朝1回、ポリフェノール入りの餌を与える。適温を維持するため、夏は扇風機の風を水槽に当て、冬は電気ストーブで温める。傷を見つけたら赤チンを塗って治す。

 金魚の生態に詳しい岡本信明・横浜美術大学長は「長生きには適切な水の交換が大切。佐々木さんは金魚飼育のツボをよく心得ている」と話している。


引用元:
ご長寿金魚32歳 (読売新聞)