妊娠初期おける下腹部痛の原因
お腹をおさえる女性,妊娠,初期,生理痛
出典:www.skincare-univ.com
妊娠初期(妊娠4〜15週)に腹痛が起こる理由には、次のものがあります。
子宮が大きくなるため
胎のう(赤ちゃんが入っている袋)の成長に合わせて子宮が大きくなっていくため、下腹部がつるような、引っ張られるような痛みを感じることがあります。
また、骨盤に子宮を固定している円靭帯(えんじんたい)も引っ張られるため、足のつけ根にも、つっぱるような痛みを感じることがあります。
便秘・下痢によるもの
妊娠中は「黄体ホルモン(女性ホルモンのひとつ)」の分泌量が増えます。黄体ホルモンには、胃腸の働きを不安定にする作用があります。そのため、便秘や下痢が起こりやすく、腹痛に影響します。
ルティン嚢胞によるもの
妊娠が成立すると、卵巣中の黄体を刺激して、黄体ホルモンの分泌を増やす「hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)」というホルモンの分泌が急速に増えます。
このホルモンの刺激が強すぎると、卵巣が腫れて「ルティン嚢胞」ができ、刺すような痛みを感じることがあります。
これらの腹痛は妊娠初期に起こるごく自然な現象です。痛みを感じたら、横になってしばらく休みましょう。1時間ほどで治まるなら心配することはありません。
また、ルティン嚢胞も、妊娠8〜16週目ぐらいになれば、hCGの分泌が減り、自然に小さくなるケースがほとんどです。
妊娠初期の出血について
妊娠中の出血は、赤ちゃんにトラブルが起こったのではないかと不安になることも少なくありません。しかし、妊娠4〜11週目ごろまでの出血の8割以上は、「着床出血」だといわれています。
着床出血とは、受精卵が子宮内膜に根を下ろす(着床する)際に、内膜を傷つけてしまったことで起こる出血で、出血量が多いと、外に漏れ出てしまうことがあります。
その色は、茶褐色だったり、薄いピンク色だったり、真っ赤な鮮血だったりと個人差がありますが、いずれも少量(トイレでティッシュにつく程度)なのが特徴です。
着床出血かどうかの判断は見た目にはわからないため、少量でも出血がある場合は、医師に連絡し指示をもらいましょう。
また、通常の生理と同じくらいの出血量があるなら、すぐに病院を受診することが重要です。
妊娠初期の腹痛・出血で危険なケース
妊娠初期の腹痛・出血には「流産」「子宮外妊娠」といった危険なケースもあります。
流産
妊娠22週未満で、妊娠が中断されてしまうことです。
子宮外妊娠
子宮内膜以外の場所に受精卵が着床した妊娠のことで、卵管に着床する「卵管妊娠」が多くを占めます。
卵管は細くて狭いため、そこで胎嚢が成長すると「卵管流産」や「卵管破裂」など、母体にも危険が及ぶことがあります。
引用元:
妊娠初期に生理痛のような痛みがあるって本当?(cozre)