妊婦の歯周病は早産を促し、低体重の赤ちゃんが生まれる恐れが高まることから、高知県は8月から妊婦の歯科健診を無料で実施し、出産を支援する。

 8月1日以降に妊婦届出書を提出した高知県内在住者が対象。市町村窓口で親子(母子)健康手帳などと併せ「妊婦歯科健診受診券」が手渡される。

 無料健診は妊娠中に1回、高知県歯科医師会所属の366カ所の歯科医療機関で受診できる。高知県は安定期(16〜27週)の受診を勧めている。

 高知県健康長寿政策課などによると、妊娠するとホルモンバランスの変化などで虫歯や歯周病が進行しやすく、歯周病による炎症物質が、子宮の収縮を促し、早産しやすくなる。

 歯周病になると早産・低体重児出産のリスクが2〜4倍になり、喫煙や飲酒、高齢出産よりも早産の確率が高い、との調査結果も国内外で報告されている。

 高知県は低体重児出生率が全国平均よりも高く、高知県は2016年度、妊婦の歯周病予防対策の強化として約400万円を予算化。高知県内では南国市や土佐清水市が妊婦の無料歯科健診を実施しており、8月から高知県が引き継ぐ。

引用元:
8月から高知県が出産支援で妊婦歯科健診を無料実施(高知新聞)