鹿児島市の動物園に繁殖のため、山口県の動物園から「嫁入り」したアシカに赤ちゃんが生まれ、愛くるしい姿が夏休み中の子どもたちの人気を集めています。




アシカの赤ちゃんは先月20日に生まれ、「リコ」と名付けられました。飼育員が哺乳瓶でミルクを与える時間に限って、28日から一般に公開されています。

飼育員が300ミリリットルのミルクが入った哺乳瓶を近づけると、リコは、時折休みながら2分ほどかけて一生懸命飲み干していました。赤ちゃんを産んだメスのアシカ「ミュウ」は、おととし、繁殖のため山口県周南市の徳山動物園から鹿児島市の平川動物公園に「嫁入り」しました。

動物公園によりますと、母アシカの「ミュウ」の母乳の出が悪くなったため、生後10日目ごろから飼育員がミルクを与えているということで、生まれたときに6キロだったリコの体重は、ひとつき余りでおよそ10キロにまで増え、順調に育っているということです。

宮崎県から訪れた男の子は「かわいかったです。また見に来たいです」と話していました。飼育員の古庄晃さんは「最初はうまくミルクを飲んでくれないこともありましたが、今では上手になりました。来園者にはかわいらしい様子を楽しんでほしいです」と話していました。


引用元:
嫁入りのアシカに赤ちゃん誕生 鹿児島(NHK)