島根大医学部付属病院(島根県出雲市塩冶町)が出産前後にあたる周産期医療の体制充実を目指し進めていた、新生児集中治療室(NICU)と新生児成長回復室(GCU)の移転、改修工事が完了した。分娩(ぶんべん)室のある診療棟に移るとともに、病床数を増やした。分娩室も1室増の3室にした。周産期医療部門を1カ所に集約し、高度な周産期医療を提供する。分娩室は8月1日、NICUとGCUは7日から利用する。

 効率的な治療を図るため、NICU、GCUは小児病棟があるC病棟の6階から、産科・婦人科外来と分娩室を置く外来・中央診療棟の3階に移転した。

 NICUは30平方メートル増の104平方メートルに、GCUは66平方メートル増の92平方メートルにそれぞれ広げた。GCUは病床を段階的に増やし、2017年4月に従来の倍の12床とする。NICUは従来の6床を最大9床まで増やせるスペースを確保した。

 NICU内には県内で同病院のみが可能な新生児の外科手術や、心臓外科手術の緊急手術ができる設備も整備した。

 島根大病院の井川幹夫病院長は「リスクの高い出産が増え、高度な医療が必要となる中、さまざまな治療に対応できる体制が整った。安心して県内で出産してもらいたい」と話した。

引用元:
周産期医療部門を集約、体制充実 島根大病院 (山陰中央新報)