慈恵病院(熊本市西区)の蓮田太二理事長は21日、同病院で記者会見し、親が育てられない子どもを匿名でも預かる「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)」に、2015年度に預けられた「親が国外在住の子ども」は、国外で生まれた外国人の子どもであることを明らかにした。

 これまで外国人の子どもが預けられた例はあったが、国外で出産し、連れて来たのは初めてとみられる。国名は公表していない。

 蓮田理事長は国外からの預け入れについて「考えていなかった。国際的な法の問題が絡み、熊本市だけで対応できるわけではない。外務省や厚生労働省、大使館などとも打ち合わせが必要になる」と話した。子どもの状況について、蓮田健副院長は「子どもは元気。連れて来られる状態だった」とした。

 熊本地震を受けて同病院は、妊娠・出産に関する相談電話の夜間受け付け(午前0〜9時)を5月から停止していたが、8月1日から24時間体制に戻す

引用元:
「ゆりかご」に国外出産児 慈恵病院が会見(熊本日日新聞)