先日、妊娠発表をされた川村ひかるさん。

20代では子宮内膜症、30代では若年性更年期障害と、婦人科系の病気も持ちながら、無事に妊娠6ヵ月を迎えた彼女。

筆者のクライアントの中にも、30代でも卵巣がほぼ機能していなかったり、子宮筋腫が多数あり妊娠が厳しいと言われる方も沢山います。

芸能人の妊娠ラッシュが続く中、そんな婦人科系の病気と向き合い、彼女が実践した“ABC妊活”について、元看護師で妊活カウンセラーの筆者が「妊活に向き合う中で大切なこと」をお話したいと思います。



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■「A」当たり前のことを

彼女が実践したABC妊活の“A”は、「当たり前のことをする」です。

1時間でも多く睡眠を取る、脳をリラックスさせるため夜にスマホやPCを見ない、家の電気をダウンライトにする、冷たい飲み物を控える……などなど、体に刺激を与えるものをできるだけ控えるよう取り組んだそうです。

例えば、脳をリラックスさせることは、ホルモンバランスにも影響を及ぼします。ただ長く寝ることではなく、よく言われる「質のいい睡眠」ですね。

最近は、寝る前ギリギリまでベッドの中でスマホをいじっている人も多いのですが、そのまま眠りについても、脳がなかなか休まりません。

ただ、妊活に取り組んでいる人の多くが情報に振り回され、“検索魔”になっている人もやはり多く、これができていない人も多いのではないでしょうか。

夜だけは、脳や身体を休めるためにも、「質のいい睡眠」を優先しましょう。

■「B」バカにせず


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「バカにせず」というのは、どれだけそれを信じられるか。そこが問われるのかもしれません。

「冷たいものを取っていません。白砂糖は身体を冷やすので、ケーキも食べません!」

そう言い切っているクライアントの方も多くいらっしゃいますが、それをやったから、妊娠できるなどの保証はどこにもありません。

ただ、身体にとっていいことをするという根本は「「自分自身を大切にする」ということにつながり、自分の心と向き合うことなに繋がるのです。

「それをやったからといって、何になるの?」

そうやってバカにするのではなく、大切な自分の身体を労わってあげるために、人間本来の力が発揮できるよう、

・自然のものを取り入れる

・代謝を上げる

・外的刺激から自分を守る

という行為は、精神的なストレスで疲れてしまった自分自身を癒してあげる行動なのかもしれません。



■「C」ちゃんとやる


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1番難しい壁が「ちゃんとやる」です。これは、妊活女性にとても多いのですが、“ストイック”になってしまうこと。

「赤ちゃんを授かるために、自分を犠牲にしてでも授かりたい!」と思っている人もとても多いのです。

すると自分を追い込み、それが妊活のために、身体のためにとてもいいことをしていても、心からのストレスの方が、脳に影響を及ぼし、ホルモンバランスの崩れ、睡眠不足など、“身体の不調”へとつながってしまいます。

まず妊活や体質改善をやる時に注意したいことは、何のためにそれをやっているのか? それを置き去りにしないことです。

大切な自分を置き去りにして、上記のことをどんなにやっても、逆効果なのです。

自分自身が、どうして赤ちゃんがほしいと願っているのか? それは、自分を犠牲にしなければ叶えられないものなのか?

しっかりと、自分に問いかけ、自分を大切にした上で、「ちゃんとやる」を実践していくと、変化していく自分の身体が本当に“心から”ゆるんでいくのを感じ、そこに「赤ちゃんを授かる幸せを信じられる姿」が想像できるようになっていくのかもしれません。



いかがでしたか?

日本人はとても真面目な人が多く、自分を卑下して相手を優先することが美化されていたり、自分を置き去りにしてがんばりすぎてしまう人が多くいます。

空で待っていると言われる赤ちゃんは、決してあなたに無理をしてほしいと願っているのではなく、あなた自身が自分の幸せのために、身体を変え、心を整え、赤ちゃんを迎える準備をしてほしいと願っているのかもしれませんね。



引用元:
川村ひかるさんから学ぶ!「ABC妊活」で子宮内膜症や若年性更年期障害を乗り越えられた理由とは?(It Mama)