フリーアナウンサー小林真央さんの“進行性乳がん”。若くして発症し、闘病中とのニュースに、驚いた方も多いでしょう。

自分とは無縁だ……と思いたいこところですが、病魔はいつ忍び寄るか分かりません。働く女性なら、会社や自治体で健康診断を受診している人も多いでしょうが、それだけで安心でしょうか?

今回は、女性特有のがんについてと、受けた方がいい“がん検診”について、お伝えします。

■20人に1人が発症する“乳がん”

乳がんは、日本人女性の20人に1人が発症するといわれています。『乳がん検診info』によると、


<20代から発生を認め、40代後半から50代前半でピークを迎えます。他のがんと比較すると、中高年層の若い女性が罹患(りかん)するがんであることが言えます。>

40代以降がピークではありますが、 20代でも発症の可能性があるのです。若いうちから、気をつけていきたいですよね。

■乳がんにかかりやすい人の特徴は?

同じく、『乳がん検診info』によると、最近の研究で、乳がんにかかりやすい人の要因が分かってきたのです。


<1 月経のある期間が普通の人より長い 2 標準体重を2割超えている人、肥満の人(とくに閉経後の肥満) 3 母親や姉妹など近親者に乳がんになった人がいる場合 4 避妊薬のピルや女性ホルモン、副腎ホルモン剤を常用している人 5 アルコールを飲む機会が多い人>

2006年度、「40歳以上の女性に対し、2年に1度、視触診及びマンモグラフィ併用検診を行う」という指針が、厚生労働省より通知されました。ほとんどの自治体は、2年に1度の受診を推奨しています。上記に当てはまる人は40代以下でも、乳がん検診を受けた方がいいかもしれません。

■子宮頸がんは多くの女性にかかる可能性が!

ワクチンなどでも注目を集めた“子宮頸がん”は、20〜30代の女性が発症するすべてのがんの中で第1位。家族や近親者で発症した人がいると、かかりやすいと思われがちのこの病気ですが、『allwooman.jp』によると、


<遺伝などに関係なく、性交経験がある女性なら誰でもなる可能性のある病気です。>

多くの女性にかかる可能性があるのです! コンドームは感染を防ぐ有効な手段ですが、完全に防ぐことはできないのです。同サイトによると、


<子宮頸がんは定期的な検診によってがんになる前の状態(前がん病変)を発見することができ、がんになる前に治療が可能な病気です。>

早期の発見であれば、がんになる前に治療が可能なのです。そのためにも、1〜2年に一度は、検診に足を運びましょう。こちらも同サイトによると、乳がん検診同様、


<自治体が実施している住民検診は、保健所や自治体が指定した医療機関で受診する必要があり、対象となる年齢、実施時期にも制限がありますが、自治体からの補助があるため、比較的安く受診することができます。費用は自治体によって異なりますが、1,000〜2,000円程度のところもあります>

と、通常より安価で受診することができそうですよ。職場の健康診断で受ける機会が無い方は、お住まいの自治体に問い合わせてみるといいかもしれませんね。

以上、女性特有のがんと、検診を受けるべき理由についてでしたが、いかがでしょう?

がんは他人事と思いたいところですが、いつ罹るかは分からないものです。

検診というとどうしても重苦しく、堅いイメージがあるかもしれませんが、自分の体を守るために、ぜひ受診してみてくださいね。


引用元:
若くても他人事じゃない!「女性特有のがん」と検診を受けるべき理由(Peachy)