10月30日に戸田市が開催する乳がん撲滅を訴える「第10回ピンクリボンウォーク」に役立ててほしいとして、戸田中央総合病院などを経営する戸田中央医科グループ(本部・戸田市、中村隆俊会長)の中村毅理事長が1日、戸田市役所を訪れ、神保国男市長に寄付金50万円を手渡した。

 寄付金は、同グループ内の施設にあるピンクリボンでラッピングした飲料の自動販売機31台の売上金の一部。コカ・コーラ・イーストジャパンの黒沢充担当部長も同行し、同じ自販機の売上金の一部約18万円を市に寄付した。

 中村理事長は「(タレントの)小林麻央さんが乳がん闘病中と報じられ、女性たちの乳がんへの関心は高い。市民が安心してがん診療を受けられるよう努力したい」と強調。神保市長は「30代の女性には、どんどん乳がん検診を受けてもらいたい。乳がん撲滅のために、今後も医療施設の協力を期待する」と述べた。

 市によると、国は乳がん検診受診率50%を目標にしているが、戸田市は2014年度に52・7%を達成した。市福祉保健センターの久川理恵所長は「乳がんは早期発見と早期治療で撲滅できることなど、正しい知識を『ピンクリボンウォーク』でPRしたい」と話している。

引用元:
乳がん撲滅へ戸田中央医科グループが寄付(埼玉新聞)