ビジネス上では欠かせない基本中の基本、報告、連絡、相談、略して“報連相(ホウレンソウ)”ですが、実は家庭でも欠かせない最重要事項なのです。

早く言ってしまえば、家庭は“会社”と同じ。

その場合、“家庭”という会社の上司は妻で、部下が夫という位置付けで考えた方が、夫婦関係が上手くいきます。

そこで今回は、約7,000件の夫婦問題を解決に導いてきた、夫婦問題カウンセラー高草木陽光が、“夫婦関係を良好に保つための報連相の3つのコツ”をご紹介します。



■「家庭という会社」を上手に運営するためには?



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帰宅するなり、会話もなくスマホゲームを始める夫……。家事や育児を、ほんの少し手伝っただけで、家のことに“協力的な夫”と言わんばかりの態度。

これでは、“家庭”という会社が破綻しかねません。家庭では、妻であるあなたが上司役として、部下である夫を上手に扱うことをオススメします。

今日から夫のことは、“新入社員”だと思うようにしてみましょう。そう思うことで、イラっとすることも減り、精神衛生上にも良いのです。

新入社員を、“使える社員”に育てるのは、上司であるあなたの役目です。まずは、して欲しい仕事を指示し、そのやり方を具体的に説明しなければ“新人”には分かりませんし動けません。

そして、仕事の成果を認め、褒め、時には厳しくも愛のある言葉を掛けながら育てることで、少しずつ“使える社員”へと変化していくのです。

■スムーズに「報連相を行う」3つのコツ



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新入社員である夫に、“報連相”がいかに重要かということを理解してもらうためには、まずは上司のあなたが家庭の中で、上手に“報告、連絡、相談”を活用していく必要があります。

“家庭”という小さな会社は、情報を共有しなければ運営していけません。

そして、何よりも“信頼関係”が大切であることは言うまでもありません。そのために、“報連相”は欠かせないのです。

ただ、お互いスムーズに“報連相”を行う場合、気をつけなければいけない点があります。



(1)疲れてる時は伝わりにくい!「話すタイミング」を考慮する

帰宅後など夫が疲れていそうな時や、余裕がなさそうな時、何かに集中している時は、話をしても思うように聴いてもらえなかったり、伝わらなかったりするので避けましょう。

リラックスしている時に「相談したいことがあるんだけど少し時間いい?」という感じで声掛けしてみてください。



(2)話、長引きがち!「結論から話す」

女性は、どうしても“過程”を長々と話しがちです。聴いて欲しいことは、まずは“結論”から話しましょう。



(3)言いたいことはまとめて!「簡潔明瞭に」

話が、あっちこっち飛んだり、まとまっていなかったりすると伝えたいことも伝わりません。まずはあなた自身が話の内容を事前に頭の中で整理してから話すようにしましょう。



伝えるポイントで重要なことは、自分が言いたいことを話すのではなく、“どう言ったら相手が分かってくれるか”を考えて話すことです。そして、相手の性格やタイプを考慮した伝え方が出来れば理想的です。

伝え方が上手になると、夫婦間の報連相がスムーズになって、トラブルも減りますから余計な喧嘩にならずに済みます。

ぜひ、実行してみてくださいね。



引用元:
“家庭という会社”の上司は妻、部下は夫…!? 夫婦にマストな「報・連・相」3つのコツ(It Mama)