信州大学は27日、子宮頸(けい)がんワクチンの副作用などを研究している厚生労働省研究班代表の池田修一教授(脳神経内科)の発表内容について、不正を疑う通報があったとして学内に調査委員会を設置する方針を決めた。

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 発表は今年3月、厚労省内で池田教授がした。自己免疫疾患を起こしやすく遺伝子操作したマウスに、子宮頸がんワクチンや他のワクチンなどを打って反応を調べたところ、子宮頸がんワクチンを打ったマウスだけに異常な抗体が見られたと説明していた。

 しかし、外部の研究者らから詳しい実験データの開示を求める声や、研究手法への疑問が出ていた。

 大学の規定では、調査委員会はまず予備調査を行い、必要があれば外部の有識者を加えて本調査を実施する。


引用元:
子宮頸がんワクチン副反応研究で信州大が調査委設置(朝日新聞)