「赤ちゃんが欲しい」と考え始めた妊活中カップルの多くが、まず実践するのは“タイミング法”ではないでしょうか。ベビ待ちさんの中には、自分の排卵日をできるだけ正確に予測すべく、基礎体温を測り始めた方もいらっしゃるでしょう。


そして「排卵日にパートナーと性交渉を持つことが最善」と思っていらっしゃる方が多いのでは?


たしかに、排卵日近くのタイミングを考えて性交渉をすれば妊娠の確率は上がります。でも、実際のところ、妊娠確率を上げたいのであれば、実は“排卵日”ジャストよりも性交渉に適した日があるそうなんです。


今回は、今月開催されたバイエル薬品主催の勉強会『月経痛・子宮内膜症・不妊は“治療”から“予防”の時代へ』での、東京大学医学部附属病院女性診療科・産科の平池修先生の講演の内容を参考に、妊活中の方が知っておいた方がいい性交渉のタイミングや注意点についてお伝えします。




■排卵日の仲良しでは遅い!?

“排卵が起きたときに精子がやってくれば妊娠”とお考えの方は意外と多いのではないかと思います。そう考えると「排卵日の性交渉がベスト」ととらえがちですよね。


平池先生によれば、実際、妊娠可能な時期は、“排卵日の5日前から排卵日当日”であるということ。たしかに、排卵日当日は妊娠のチャンスの日といえるでしょう。


ただし、その中でも最も妊娠する確率が高いタイミングは、排卵日当日ではなく“排卵日の2日前”であることがデータからわかっているのだそうです。


そして、先ほどの妊娠可能な時期、“排卵日の5日前から排卵日当日”の6日間の中では、“排卵日2日前”に次いで妊娠の確率が高いのは“排卵日の1日前”、そして“排卵日の3日前”だそうです。そして、妊娠しやすさは、“排卵日の4日前”、“排卵日当日”、“排卵日5日前”と少しずつ下がります。


ということで、“排卵日当日”の妊娠する確率は、決して高いわけではないのです。排卵日当日は、妊娠可能な時期ではあるけれど、妊娠をめざして性交渉するベストの日とは言えないようなのです。


とはいえ、排卵日とは離れた時期の性交渉で妊娠するケースがあるのも事実。いつ性交渉をしたとしても、妊娠する可能性はあります。念のため、これはあくまで“確率の問題”であるということは、認識しておいたほうがいいでしょう。




■おりものの状態からも最適な日を判断

「では排卵日の2日前を予測して、いざ!」と思われたかもしれませんが、それ以前に、排卵日そのものの予測が難しいと感じたことはありませんか?


ちょっとした生活の変化やストレスなどで周期がずれることはありますし、月経周期や基礎体温から正確に予測するのは難しいかもしれません。


ただ、日ごろから、自分のおりものの状態を気にかけていて、排卵期が近いことに気づかれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。実際、排卵が近づいてくると、頸管粘液の量や粘り気などが変化してくるものです。


平池先生によれば、この“頸管粘液が、最も透明で量が多いとき”は、妊娠可能性が最大になるということ。つまり、このときに性交渉を行うと、妊娠の可能性が上がるということなのです。


おりものの量や状態には個人差もありますし、日ごろから気にしていないと気づかないかもしれませんが、妊活中の方は特に意識してみるといいかもしれませんね。排卵日の予測がしにくい方も、頸管粘液から妊娠可能性の高い日をとらえてみてはいかがでしょうか?


ちなみに、妊活中の性交渉の適切な頻度は、1〜2日おきだそうです。精子の数を気にして「長く禁欲した方がいいのでは?」と思われる方もいるかもしれませんが、長すぎるのはあまりよくないそうです。参考になさってみてくださいね。




■なかなか授からなければ受診を

タイミングを考えているのに赤ちゃんを授からないと、“不妊症”ではないかと心配になるかもしれません。


現在、不妊症は「妊娠を希望している男女が1年以上妊娠しない場合」と定義されています。妊活しているのに、赤ちゃんを授かることができない状態が1年続いたら、一度婦人科を受診し、相談してみたほうがいいでしょう。


不妊の原因は、女性だけにあるわけではなく、男性にある場合もありますから、ぜひカップルで相談してみてください。また、年齢が比較的高めの方や、日ごろから月経困難症などのトラブルを抱えている方は、1年を待たず早めに相談なさるのがおすすめです。


ひょっとしたら“タイミングをまちがえていただけ”など、意外な理由が見つかって、すぐに妊娠できるかもしれません。怖がらずに、まずは受診してみてくださいね。





いかがでしたか。もし「排卵日当日にこだわっていたのに授からない!」のでしたら、少し早めにずらしてみるのがいいかもしれません。


引用元:
エッ…排卵日当日より妊娠確率が高いのは「この日」と判明(BIGLOBEニュース)