八戸市立市民病院と八戸工業大学が共同開発し、現場で人工心肺補助装置を装着する手術など高度な救命処置ができる「ドクターカーV3」について、同市は20日、7月から運用開始の見通しになったと発表した。


 V3は、緊急車両として登録後の昨年11月から運用開始予定だった。県は「手術室なら医療法上の取り扱いに確認する点がある」として国に問い合わせ、運用を見合わせていたが、国は6月1日、県に「命を救うため緊急時に現場で手術を行うのはやむを得ない」との見解を伝えたという。

 運用開始に向け、国が指摘した安全面などの確認を行い、同大で処置に使うテントや空調・照明など車両の再点検を実施している。運行時間は当面、午前8時〜午後5時の予定。

 2012年度から開発を始めたV3は、ミニバンを改造した車両。救急現場で車の後部に約2メートル四方のテントを張って処置し、救命率向上などに取り組む


引用元:
ドクターカー 来月運用開始 八戸工大など開発 /青森(毎日新聞)