日本オリンピック委員会(JOC)は21日、都内で、リオデジャネイロ五輪に出場する競技団体の強化トップを集めた五輪監督会議を開き、現地の治安などについて注意喚起した。

 監督会議ではジカ熱についても、説明が行われた。国際オリンピック委員会から文書で通達された具体的な対策を紹介。「ジカウイルスが感染する地域から帰って来た、妊娠を予定しているカップルまたは女性は少なくとも8週間は妊娠を待つように強く勧める」「もし発症(発疹、発熱、関節痛、筋痛、結膜炎)したら6カ月は避妊または禁欲すべきである」という内容が伝えられた。

 世界保健機関(WHO)は、ジカ熱感染予防として、蚊に刺されないように虫よけ剤による対策や性交渉でのコンドーム使用を呼びかけている。五輪は冬のリオで開催されるため、蚊によってジカ熱に感染する危険は少なくなるが、新生児の小頭症や感染者本人に手足のまひを伴うギラン・バレー症候群を引き起こす可能性が指摘されている。男子ゴルフ松山ら複数の選手が不安を口にしている。


引用元:
帰国後8週間は妊娠待つように…ジカ熱対策も説明(日刊スポーツ‎ )