岐阜県瑞穂市穂積、朝日大で20日、子宮頸(けい)がん予防啓発キャンペーン「パピフェス出張講座」(岐阜新聞・ぎふチャン主催)が開かれた。同大と同大歯科衛生士専門学校の女子学生ら約400人が産婦人科医や助産師の講演を聴き、自身の体に理解を深めた。

 講座は20〜30代の女性に増えている子宮頸がんの正しい知識を持ってもらおうと、県内の大学の協力で本年度から開き、3校目。

 岐阜大病院産婦人科の牧野弘臨床講師が同がんの感染経路や発症率のほか、日本では検診受診率が23・7%と60〜70%台が主の先進諸国の中では極端に低いことを説明した。「検診の精度は高い。定期的な受診により死亡率や罹患(りかん)率が減少する」と効果を強調。「予防ワクチンを打っても子宮頸がんになる可能性はある」とし、重ねて検診受診を勧めた。

 西ぎふ産婦人科の鷲見季予子主任助産師も「子宮の役割と女性の体」と題して講演した。受講した同校2年の女性(19)は「これからがかかりやすい年齢。定期的に検診を受ける大切さが分かった」と話した。




引用元:
子宮頸がん検診を 朝日大出張講座医師が講演(岐阜新聞)