ひと昔前までは、家族やご近所が“一丸となって”子どもたちを育てていました。

核家族や共働きの家庭が増えた現代では、ママたちの不安やストレスまでもが各家庭の中にしまい込まれ、ママたちの“心の闇”が広がっています。

今回は、そんなママが抱え込んでしまっている“心の闇”について、お話したいと思います。



■ママが抱え込んでしまっている「心の闇」3つの原因

(1)「ママの仕事」が多すぎる

家事と育児の両立だけでなく、仕事と家庭の切り盛りを毎日こなさなければならないママも増えています。

子どもを保育園に預けて出勤しようとしても、子どもが熱を出していれば預かってもらえません。

「今日は大丈夫だった!」とホッとして業務をこなしていたのに「お子さんが熱を出したのでお迎えに来てください」と急な連絡が入ることだってあります。

仕事は自分の判断だけで進められるものではありませんから、子どもへの急な対応でスケジュールを調整することは大変です。

また、同じ仕事に携わる人に迷惑をかけてしまう申し訳なさから、職場で肩身の狭い思いをしてしまうこともありますよね。

多すぎるタスクを一人の力で処理しきれず、心も身体も疲れきってしまうママが増えています。



(2)「自分の時間」が持てない

”ママのお仕事”の量や重圧に疲れ切ってしまうだけでなく、“自分の時間がもてない”ことも大きなストレス源。

これはワーママだけでなく、専業主婦のママも感じていることだと思います。

自分の時間を持つことは、日々頭の中を駆け巡るたくさんの情報から一旦離れて落ち着くためにとても重要。

整理できないままの状態であれこれ処理していかなければならないとなると、プレッシャーや不安が膨れ上がってしまいます。

それなのに「2〜3分でもいい。ほんのちょっとでいいから、ゆっくり好きなお茶やコーヒーでも飲みながらボーッとする時間が欲しい!」と願っているママが多い、が現状なのです。

(3)「相談する人」がいない



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予定外の仕事で遅くなりそうなとき、子どもが急に体調を崩したとき、ママ自身が体調を崩したとき、そんなときに「ちょっと子どもをお願いできますか?」と頼んだり、日頃のストレスを発散し合ったり、子育ての悩みについて相談したりする相手がいないことも大きな問題。

ママが全てのことを“一人で抱え込んでしまう”ケースが増えています。

両親やご近所さん、ママ友などに“何かあったときにすぐに助けを求めることができる”環境は、整っていないのが現状です。



■「一人で抱え込まないこと」が大切

抱え込んだタスクに追われやすく、すぐに助けを求めることができる相手が少ないのが「当たり前」の世の中です。

まずは「ママ業をこなしきれていないのは、私だけなのでは?」という不安を取り除くことが大切。

一人で抱え込むのではなく、「できないことは、助けてもらおう」とする姿勢が大切です。

自分が助けを求めれば、相手も困ったときに頼ってくれます。そうやってお互いにフォローし合っていけば良いのです。



他の家庭の子育て法や悩みが見えにくい現代。

「こんなことに困っているのは私だけ?」と不安や焦りを感じてしまうことも多いでしょう。

「いいや、みんな悩んでいるんだ。私が悩みをシェアすることで、同じように悩んでいる人の助けにもなる」と積極的に発信していくことが大切。

助け合いにくい世の中だからこそ、助け合える環境をつくっていくことが重要ですね。



引用元:
2、3分でいいから息抜きさせて!現代ママが抱える「心の闇」3つのストレス源(It Mama)