読売テレビの「かんさい情報ネットten.」でキャスターを務める清水健アナウンサー(40)が、がんの入院施設や新薬開発に取り組む団体・個人を助成する基金を設立した。妻をがんで亡くした自身の想(おも)いをつづった著書の印税をあてる。「小さい力かもしれないが悲しむ人を一人でも減らすため、できることをしたい」と話している。
乳がんとは
清水さんが4月に設立した「一般社団法人清水健基金」(大阪市中央区)では、難病対策に取り組む人たちも助成する。すでに活動は本格化しており、小児がんなど難病の子どものための滞在施設「チャイルド・ケモ・ハウス」(神戸市中央区)と、重い病気の子どもと家族のための滞在施設「おおさか・すいたハウス」(吹田市)に印税の一部を送った。
堺市出身の清水さんは2013年5月、スタイリストだった奈緒さんと結婚。翌年4月、妊娠中の奈緒さんが悪性度が高いとされる乳がんと診断された。清水さんは病室に寝泊まりしながら仕事を続け、治療法をたずねて病院を回った。奈緒さんは長男を出産後、昨年2月に29歳で亡くなった。
闘病中に感じたことや闘病の記録を半年かけて著書「112日間のママ」(小学館)にまとめた。出会いから結婚、手術、出産、転移……。亡くなる2カ月前に沖縄・竹富島に家族3人で旅した思い出や、別れの場面も書いた。妻の前で嗚咽(おえつ)した後悔や、会社のトイレで1人泣いたことも隠さず書いた。「大切な人のために一人でも前向きにがんばろう、と思う人がでてくれれば」との思いからだ。
引用元:
がんの闘病支える基金設立 乳がんで妻亡くしたTVアナ(朝日新聞)