国立がん研究センターは、専門医が最良として推奨する治療法(標準治療)の実施率に関する初の調査結果をまとめた。分析した9項目を合計した実施率は68%。
年齢や体調を考慮して実施しなかった例を除くと6項目で実施率は9割と高かった。「標準治療を行わない理由」が分からないケースが多い項目が一部あり、同センターは理由を解明していきたいとしている。
2012年にがん診療連携拠点病院など全国232病院で治療を受けた約31万人のデータを分析した。
肺がんの初回手術・放射線療法の実施率は88%と高い一方、乳がん手術後のリンパ節への放射線照射は33%、肺がんの術後化学療法は45%と低かった。
56病院が回答した「標準治療を行わない理由」は患者の希望、全身状態低下、高齢などが挙がった。乳がんの放射線療法などで「理由不明」が多く、同センターはデータを積み重ねて妥当かどうか検証していくとしている。
引用元:
専門医が推奨する「がん標準治療」、実施率は68%(読売新聞)