子育て世代の男女の4割は保育施設を探す「保活」がなければ、もう1人子どもがほしいと感じていることが、出産に関する民間団体の意識調査でわかった。都市部を中心に保育施設不足は深刻で待機児童問題が起きており、負担の大きい保育施設探しが少子化の一因になっているようだ。

 調査は一般財団法人「1more Baby応援団」(理事長=森雅子元少子化相)が4月、結婚14年以下の20〜39歳の女性と20〜49歳の男性を対象に実施。全都道府県の計2958人がインターネットを通じて答えた。

 「保活がなければもう1人子どもを持ちたい」と答えた人は41・7%。子どもの人数別に分析すると、子どもが1人の人が58・7%と際だって多く、子どもがいない人は43・1%、2人以上が26・3%だった。同応援団は「『保活』が出産への大きな壁になっている」とみている。

 理想の子どもの数は「2人」が48・7%で、「3人」が29・3%、「1人」が13・7%だった。(伊藤舞虹)



引用元:
「保活がなければもう1人子ども」4割 民間の意識調査(朝日新聞‎ )