2011年から作家と読者の集いを百回以上続けている名物書店「隆祥館書店」(大阪市中央区安堂寺町1丁目)が、4月から母親支援の取り組みを始めた。「ママと赤ちゃんのための集い場」と題して月1回、臨床心理士の女性が絵本を読みきかせたり、ふれあい遊びを教えたり。本を通じて孤立しがちな母子を支えるのがねらいだ。

 今月17日、隆祥館書店5階の多目的ルームに母子3組が集まった。マットの上で子どもと遊びながら、母親たちは育児の悩みを明かしていく。「母は他界し、義母も近くにいない。一寸先は闇みたいな気持ちで育児をしてきた」「子どもの行動範囲が広がり、叱らなきゃいけない場面も多い。でも、どのくらい厳しくしたらいいのか……」

 店主の二村知子さん(56)が、その様子を見守っていた。「頼れる人がいなくて一人で悩むお母さんもいる。つかの間でも悩みを話せてホッとできる場を作りたかった」


引用元:
大阪)本屋で育児ママ支援 隆祥堂書店「集い場」(朝日新聞)